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しとしと雨が降るなか今日もいつも通りの光景がひろがって、いなかった。殺せんせーの頭が肥大化している。湿気で膨れがりでもしたのか。
その通りだった。水分を吸ってふやけたそうだ。バケツ一杯分の水分を吸えばあそこまで巨大化していたのも納得できる。
「烏間先生から転校生が来ると聞いていますね？」
確実に律と同じ転校生暗殺者だ。原が同じ転校生のに律にこれから来るその転校生について尋ねた。
話を聞くに近距離戦闘が得意でその実力は殺せんせーの触手を破壊した律よりも数段階上。とんだ化け物がやって来るそう。
沈黙した雰囲気の中教室の扉が開かれ、入ってきたのは白装束の男。顔まで隠されている。ただの不審者にしか見えねぇ野郎はいきなり鳩を出した。何故ここで手品を披露する。
朗らかに笑った白装束はシロと名乗る。先の衝撃で液状化するほどビビった殺せんせーは無視だ。
これから来る転校生の保護者らしい。付き添いで来たのだと話す白装束野郎の声に違和感を感じる。何だか、律と似た声。自然な音じゃないと感じたが黙って黙秘した。きっと探られたくないことでもあるだろうしな。
俺にハッキングの基礎知識を教えてくれた殺せんせーも何も聞かないでくれた。
「おーい、イトナ‼入っておいで‼」
そう白装束が呼びかけると、後ろから教室の壁を壊して俺と律の間に用意された席に座る。うん、扉から入ってこような。そして、雨が降っているのに濡れていないのは何故だろう。
ブツブツと呟く転校生は薬を決めた奴にしか見えないのは悪しからず。微妙な空気の流れる教室。
赤羽が傘も持たず雨が降っているのに濡れていないのは何故だと問う。転校生は質問に答えず赤羽の頭を撫でまわし自分よりも弱いと宣う。実際そうなんだろうが釈然としない。
転校生が重々しく殺せんせーのもとに歩み寄る。あの殺せんせーを殺せるといった。そして衝撃の事実を言い放つ。
「だって俺達血を分けた兄弟なんだから」
兄弟。タコと人間が。まぁ察しはつく。恐らく転校生は殺せんせーの後の被験体か何かだろう。もしくは同じ様に触手をもった生命体。
未だに転校生に撫でられた頭に手を置き考えこんだ赤羽が目に入りる。警戒している姿はさも野生の猫のようで何だか可愛らしくて、つい邪魔な手を退かし撫でてしまった。
頬を赤く染める赤羽。照れているのだろうか、微笑ましいな。
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ゆめ - お話を作るのがお上手ですね。とても面白かったです。 (2018年6月24日 23時) (
レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空＠写真は載せられない(プロフ) - とても面白いのですが、名前変更ができませんね。名前固定にするか、(名前)と表記すると話が入ってきやすいと思います。更新頑張ってください。 (2018年4月12日 18時) (レス) id: 437d7e5db9 (このIDを非表示/違反報告)
Masashikomaki(プロフ) - 第９話はneinじゃなくてnineです (2018年4月8日 3時) (レス) id: a49af5283d (このIDを非表示/違反報告)
Masashikomaki(プロフ) - 第４話はforじゃなくてfourです (2018年4月8日 3時) (レス) id: a49af5283d (このIDを非表示/違反報告)
さやか - あのすみません。タブレット端末から読ませて頂いているのですが、変換が出来ていません。お気に触ったのならすみません。 (2018年3月30日 20時) (レス) id: 13c0fdb1c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/801c5f66811/
作成日時：2018年3月20日 23時
