とあるARMYが可愛すぎた件について【JK】『続編2』

139（JK） ページ41

．JK side








軽い気持ちで聞いてみた




Aさんの将来したいこと




『ひとつ伝えたいことがあって…』



いつにもなく、真剣な姿勢と声のトーンに変な緊張が走る



JK「なんですか？」



そう恐る恐る聞くと、Aさんはゆっくりと口を開いた





『私、将来、韓国でお仕事したいと思っていて…日本語を教える先生になりたいんです』





初めて知るAさんのやりたいこと



話してくれたことが嬉しくて跳ねそう



でも、Aさんの表情が暗い




JK「どうしました…？」



少し俯いて、また俺をじっと見つめる






『…、だから、その、グクさんが今回のお仕事が終わった後、私は頑張って今の大学でお勉強します。』





JK「…それって…、」




『はい…、また少しの間、会えない状況が続いてしまうというか…例え一緒にいられたとしても、ほとんど大学にいるので…、』





…目の前に、Aさんがいるのに





もう、遠くにいる気がして




俺はすぐさま抱き締める




『グクさん…、』




正直さみしい




寂しすぎる




でも、きっとAさんは俺の気持ちを分かった上で話してくれたはずなんだ





こんな俺だから、日本を拠点にする。なんて言い出すことは予想していたんだと思う




でも、現実は難しくて、Aさんはたくさん考えて考えて…




俺のために、この手段を選んでくれたのかなって思うと、自分を責めてしまう



俺が無言でひたすらに抱きしめていると、ぽんぽんと背中を優しく叩いてくれる




『グクさん、また変なこと考えてませんか、？』



JK「…、」



図星すぎて辛い…



『私、本当に、韓国で日本語を教える先生になりたいんです。本当ですよ？だから大学で少しの間頑張ってみたいんです。』




『…本当は、グクさんが今みたいに家にいてくれたらすごく幸せだと思います。でも、勉強が中心になると今の生活は難しいというか…、一緒にいられる時間が取れないというか…』





耳元で、腕の中でAさんがいるのに、居ないみたいでさらに強く抱きしめてしまう




『それに、MVが公開されたら韓国だけじゃなくて、沢山の国でお仕事が増えると思います。だからその間に私は韓国でお仕事ができるように日本で頑張りたいんです。』




Aさんは、やっぱりすごいや、




これ以上好きにさせるAさんは本当に






素敵な人だ。

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