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あの日から、本当に姿を消してしまったウヌさん
店長も、いきなりのことで最初の方はてんやわんやだったらしい
ユジョン「ウヌさん最後に会いたかったなー」
私のベッドでゴロゴロと、駄々をこねるユジョンちゃん
『私も、本当にいなくなるなんて思わなかった…』
今頃、どこで何をしているんだろう
ユジョン「…そういえば、もうすぐMV撮影って言ってたけど、撮影終わったらまた韓国に帰っちゃうの?」
『…え?』
ユジョン「え、何その、顔…もしかして何も考えてなかったとか言わないよね?」
…何も考えてなかった!!!!
『あ〜、いや、〜えっと…』
ユジョン「もう!ほんと頭いいんだか、アホなんだか」
『だ、だって毎日が楽しいんだもんっ』
おかえりって言ってただいまって言って、
一緒にご飯食べて、一緒にテレビ見て
こんな幸せな毎日を送っていたら仕方ないよぉ
ユジョン「まぁ、惚気は置いといて、どうするの?また韓国に帰らせるの?」
『…、それは…、』
あんな思いはもう、2度としたくない
だからと言って、グクさんをこっちに住ませるわけにはいかないし…、
でも、私が韓国に行くなんてこと…
ユジョン「A、ここはちゃんと考えておかないといけないことだよ」
『…うん、ありがとうね、ユジョンちゃん』
どうしよう…
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私には夢がある
でも、その夢を叶えるためにはお互いにリスクがある
…あぁ、すごく
話すのが怖い…
晩御飯を作っていると、グクさんがいつも通り息を切らして帰って私に抱きつく
JK「ただいま〜〜!!Aさん!!」
まだ少し肌寒いこの季節
少し鼻先が赤い
『おかえりなさい!今日もお疲れ様です!』
グクさんは私の言葉を嬉しそうに、さらに私の頬をすりすりしている
か、かわいいなぁ…!!!
JK「今日の晩御飯はなんですか!?」
『今日はミネストローネと美味しそうなフランスパンを買ったので合わせて食べようかなって!』
JK「ぜった美味しい!!じゃあ出来上がる前に急いでシャワー浴びてきます!」
チュっ
私の頬に一つ、甘いキスを落とし、ドタバタと脱衣所へ
いまだに慣れない、グクさんのキス
なんか背中がゾクっとする感覚にはいつも疑問を感じている
嫌とかっていうより、なんとも言えないこの感じ…
今度ユジョンちゃんに聞こう…
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花酒(プロフ) - 慈雨さん» コメントありがとうございます!キュンとしていただけですごく嬉しいです!また他の作品でもお会いできることを願っています!! (2022年3月8日 9時) (レス) id: 0e0a2754ec (このIDを非表示/違反報告)
慈雨 - 完結おめでとうございます!素敵なお話をありがとうございました(*^^*)キュンとしました!二人が幸せになってよかったです! (2022年3月8日 9時) (レス) id: 0183a2a79f (このIDを非表示/違反報告)
花酒(プロフ) - いちご★さん» いちごさんコメントありがとうございます!他の作品まで読んでいただき物凄く嬉しいです!面白いと言っていただけるとモチベがすごく上がります♪これからもお付き合いよろしくお願いします! (2022年2月23日 23時) (レス) id: 0e0a2754ec (このIDを非表示/違反報告)
いちご★ - 面白くて更新されるたびに見ています。花酒さんの小説ほとんどすべて読ませてもらっています。いつも面白くてキュンとするような作品本当にありがとうございます。 (2022年2月21日 12時) (レス) @page35 id: ce91c52d0a (このIDを非表示/違反報告)
花酒(プロフ) - 慈雨さん» 慈雨さんコメントありがといございます!一気に読んでくださってすごく嬉しいです泣これからも頑張りますので最後までお付き合いいただければ嬉しい限りです!! (2022年1月27日 1時) (レス) id: 0e0a2754ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花酒 | 作成日時:2022年1月20日 13時