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突然、ウヌさんが私の家に訪れてきた
JK「どうも…って、お前、何しにきたんだよ」
後ろから険しい表情と共に、グクさんがそう投げかける
ウヌ「やっぱり、グクがいると思った」
いつもの優しい眼の奥にひっそりと潜むその影が少しばかり怖い
グクさんが私を後ろにして、ウヌさんを完全に睨んでいる
『あ、あの、』
この場をとにかく、と思い言葉を出す。
ウヌ「夜遅くごめんね、Aさん。もう二人、本当に付き合ってるんだね…、」
少し悲しそうに、私とグクさんを交互に見る
JK「そうだよ、俺たちはお互いもう離れないし、お互い大好きだし誰にも邪魔させない。特にお前からは。」
ウヌ「ふはっ、そっかそっか、あ〜あ、僕、本気で好きになっちゃったのに。仕方ない…、じゃあもうグクに返すよ」
そういって、グクさんの手を取り何かを握らせるウヌさん
JK「なんだよこれ、」
ウヌ「まぁ、あとで見ろって。悪かったよ、色々。ほんと、悪かった…」
突然ウヌさんが頭を下げ始め、私たちは少し混乱する
『え、あ、あの、ウヌさん』
ウヌ「Aさん…、迷惑ばっかかけてすいませんでした、もう2度と邪魔しません」
私にも、頭を下げだすウヌさんに思わず頭をあげてください、と肩を持つ
JK「そうだよ、なんだよいきなり」
ウヌ「もう俺、遠いところに行くからさ」
JK「は?…なんだよ、遠いところって、」
ウヌ「それは言えない、でも、もう二人に会うことはないと思う。だから、全部片付けようと思って」
会うことはない、ってどういうこと、?
もう、ウヌさんと会えないってこと?
『一体どういう…』
ウヌ「一方的にこんなのでごめん、今までのことも含め、俺を殴ってもいい」
JK「殴るってなんだよ、ってかなんだよ、2度と会えないって。どうせ韓国だろ?」
ウヌ「言えない。もし、どこかで会えたとしてもそれは別の俺だから。」
『どこか、体でも…』
ウヌ「それは大丈夫。死んだりは流石にしないよ笑でも、第二の人生っていうか、」
JK「んだよ。死ぬのかと思うじゃん、」
『でも、2度と会えないって…』
ウヌ「グガ…俺を殴れ、殴ってくれ」
そういうウヌさんにグクさんはもちろん断ると思ってた
なのに、グクさんはウヌさんの前に立ち
大きく右腕を振り上げた
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花酒(プロフ) - 慈雨さん» コメントありがとうございます!キュンとしていただけですごく嬉しいです!また他の作品でもお会いできることを願っています!! (2022年3月8日 9時) (レス) id: 0e0a2754ec (このIDを非表示/違反報告)
慈雨 - 完結おめでとうございます!素敵なお話をありがとうございました(*^^*)キュンとしました!二人が幸せになってよかったです! (2022年3月8日 9時) (レス) id: 0183a2a79f (このIDを非表示/違反報告)
花酒(プロフ) - いちご★さん» いちごさんコメントありがとうございます!他の作品まで読んでいただき物凄く嬉しいです!面白いと言っていただけるとモチベがすごく上がります♪これからもお付き合いよろしくお願いします! (2022年2月23日 23時) (レス) id: 0e0a2754ec (このIDを非表示/違反報告)
いちご★ - 面白くて更新されるたびに見ています。花酒さんの小説ほとんどすべて読ませてもらっています。いつも面白くてキュンとするような作品本当にありがとうございます。 (2022年2月21日 12時) (レス) @page35 id: ce91c52d0a (このIDを非表示/違反報告)
花酒(プロフ) - 慈雨さん» 慈雨さんコメントありがといございます!一気に読んでくださってすごく嬉しいです泣これからも頑張りますので最後までお付き合いいただければ嬉しい限りです!! (2022年1月27日 1時) (レス) id: 0e0a2754ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花酒 | 作成日時:2022年1月20日 13時