とあるARMYが可愛すぎた件について【JK】『続編2』

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ドタバタし始めて、あっという間に15分が過ぎた



『忘れ物ないですか！？』



玄関で靴を履くグクさんに聞けば、首を横に振る



JK「ドタバタして、ごめんねAさん」


『私なら平気です！お仕事頑張ってきてください！』


JK「もちろん！Aさんも課題とバイト頑張れ！」


『はい！』


荷物を持って背を向けてドアに手をかけたグクさんが、こちらに振り返る


JK「行ってきますの…何かないですか、？」


『えっ、な、何か、ですか！？』


JK「何かしてくれないと、力出ません」


そういうので、私は近寄って手をぎゅっと握る


そして、ゴツゴツとした手を両手で握って、手の甲に軽くキスを落とす


JK「っ///、」



『今日はこれでいいですか…？』



JK「まじで、頑張れますッ！！行ってきます！」



手を振って行ってらっしゃいと伝える




パタリと寂しく閉まるドアに、ふとよぎる




…、



いつぶりだろう



こうやって、行ってきます、とか行ってらっしゃい、とか







少し前の自分には考えすらなかった会話だな．




グクさんにはたくさん嬉しい経験をさせてもらってばかりだ。


．





時刻は夕方の17時




交代のウヌさんがお疲れ様です、とにっこりと笑顔で言ってくれる



『お疲れ様ですウヌさん！』


ウヌ「今日もお客さん多いですね」



『そうですね！でも、ウヌさんがここにいる時は特に多い気がします、』


ウヌ「えぇ、そうかな、でも確かに否定もできないけど…」



『ほらやっぱり！ふふっ』


ウヌ「…、なんだかAさん機嫌いいですね、いいことでも？」



『あ、えっと実は…、』


グクさんが帰ってきたことを伝えようとすると、待って、と止められる



ウヌ「言わなくていいですよ、よかったですね」


少し目つきが暗くなってしまうウヌさんに言葉をかけようとしたらちょうどお客さんがきてしまう



もう上がって、とジェスチャーされ仕方なく上がることに…





…ウヌさん、



もやもやとした気持ちが残りつつ、着替えていると電話が鳴る



『あ、もしも、』


ユジョン「帰ってきたよ〜〜！！やっと片付いたの！！」



ユジョンちゃんだ！！

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