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…もう、グクさんがよくても私が怒られたら困る
目の前で、ペコペコと電話なのに頭を下げて謝っている
JK「…はい、なので今日は、はい、帰りません、」
…え!?帰らない!?
JK「ちゃんと言いました!」
電話を終えて、眩しい笑顔を向ける
が、あいにく私には処理できない
『あ、あの、グクさん、』
JK「はい、どうしました?」
『あ、あの、一応聞きますが、今晩は…、』
JK「…もしかして、泊まったらダメでした…、?」
まさかの泊まる前提だった!
『あ、いえ、その、泊まるのはいいんですが、部屋が…それに、布団も、』
あんな狭い部屋に、超大物アイドルを泊まらす、それに布団もない!
これは大きな裁判になり得ない…
JK「もちろん大丈夫です!部屋も一緒だとなんだかずっと隣にいる感じしますし、ふ、布団だって//」
…どうして照れてるのグクさん。流石に一緒の布団は小さすぎるよ?
『…わかりました、部屋はともかく、布団に関しては後で考えましょう』
JK「えぇ、布団も何も考えなくてもいいですよぉ〜〜」
カートを押す私の腕を掴んで、わがままをいう子供みたいにそんなことを言う
『あ、ポッキーありますよ!ほら!』
ワゴンに入っているポッキーで話を逸らしてみる
JK「ほんとだ!一緒に食べましょ!って、お菓子で話そらさないで!俺のこと子供だと思ってません?」
『うっ、』
JK「ほら〜やっぱり図星じゃないですか!」
『うぅ…じゃあもうポッキーはいらないんですね?さ、お会計〜』
JK「あっそれはダメですッ、ちょ、待って、」
早歩きになった私に追いつくように、ポッキー片手に追いつこうとするグクさん
グクさんはみんなの前ではかっこよくて完璧な人なのに
こういうところがあったなんて
もっとグクさんのこと、知りたいな
.
家に着いて、早速料理を収納して使う材料だけ机に並べていく
JK「やっぱりAさんはすごいです、これだけ買ったのにたったの2800円」
『これが節約家の力です!…でも、今回もグクさんに払わせてしまいました、やっぱり私が、』
JK「ダメですいらないです。その代わり、美味しい料理待ってます!」
そういって、嬉しそうに部屋でちょこんと座るグクさん
…よし、とびっきり美味しいの作るぞぉ〜!!
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花酒(プロフ) - 慈雨さん» コメントありがとうございます!キュンとしていただけですごく嬉しいです!また他の作品でもお会いできることを願っています!! (2022年3月8日 9時) (レス) id: 0e0a2754ec (このIDを非表示/違反報告)
慈雨 - 完結おめでとうございます!素敵なお話をありがとうございました(*^^*)キュンとしました!二人が幸せになってよかったです! (2022年3月8日 9時) (レス) id: 0183a2a79f (このIDを非表示/違反報告)
花酒(プロフ) - いちご★さん» いちごさんコメントありがとうございます!他の作品まで読んでいただき物凄く嬉しいです!面白いと言っていただけるとモチベがすごく上がります♪これからもお付き合いよろしくお願いします! (2022年2月23日 23時) (レス) id: 0e0a2754ec (このIDを非表示/違反報告)
いちご★ - 面白くて更新されるたびに見ています。花酒さんの小説ほとんどすべて読ませてもらっています。いつも面白くてキュンとするような作品本当にありがとうございます。 (2022年2月21日 12時) (レス) @page35 id: ce91c52d0a (このIDを非表示/違反報告)
花酒(プロフ) - 慈雨さん» 慈雨さんコメントありがといございます!一気に読んでくださってすごく嬉しいです泣これからも頑張りますので最後までお付き合いいただければ嬉しい限りです!! (2022年1月27日 1時) (レス) id: 0e0a2754ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花酒 | 作成日時:2022年1月20日 13時