110 ページ12
．
もうすぐ春。
少し前までユジョンちゃんがいたリビングが今は一人
ユジョンちゃんにやっと言えた私の答え
おかげで、ユジョンちゃんと両親は現在韓国で暮らしている
と言っても、お父さんがここ日本で仕事をすると同時に帰ってくるらしいけど…
だから、あと数日でBTSの皆さんも日本に来ると言うこと
ユジョンちゃんが、あの日聞いてきた質問
ユジョン「あんたもグクもお互い気持ちは同じ。答えはもう出てるんじゃないの？」
あれからすぐに答えを出すのは難しかった
もし、もう一度グクさんと会ったらどうなるのか
正直、どんな顔をすればいいのか
私なんかが、また会っても、もし忘れられていたら
怖くて、自信がなかった
もしグクさんが私を覚えていて、お互いが好きだったとしても、周りの反応が怖い
一生、あの時のように外ではグクさんの表情がわからなくて
ずっと周りを気にしてなくちゃいけない
そう思うと、不安しかなくて
みんなと同じように過ごしたい
そんな欲望すら出てきてしまいそうで
だからすぐに、答えを出し切ることができなかった
もう、会わない
そのほうが、今は辛くても時間が解決してくれる
そう決断が出た時、最後にもう一度思い出されるユジョンちゃんのあの質問
私の答えは180度変わった
私は、やっぱり好きで大好きで
忘れることなんて、微塵もなくて
毎日、あの楽しかった時間が思い出されて
今では、早く会いたい
そんなことしか頭にない
この三ヶ月
沢山考えて、沢山泣いて、沢山悩んだ
本当に長かった
…でも、もう私のしたい道を
進む。
そう決めたんだ
．
私のスマホから着信音が鳴る
『もしもし、！ユジョンちゃん！どうしたの？』
ユジョン「明日の朝、帰れるよ！」
『ほんとに！やったぁ！早速話聞きたいからお家泊まりにおいで！あ、でもお父さんもいるんだったら…』
ユジョン「あ〜それが、明日帰るのは私だけで実は…、」
『そっか！じゃあお泊まり…』
ユジョン「実は、もうお父さんとみんな少し前の飛行機で先にそっちいちゃった」
…！！
ユジョン「だから、…」
すると、インターホンが部屋に鳴り響く
『あ、ごめん、ちょっと待ってね、誰か来たみたい』
ガチャっとドアを開ければ
息を切らした、
私の大好きな人が目の前にいたんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 765人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花酒(プロフ) - 慈雨さん» コメントありがとうございます！キュンとしていただけですごく嬉しいです！また他の作品でもお会いできることを願っています！！ (2022年3月8日 9時) (
レス) id: 0e0a2754ec (このIDを非表示/違反報告)
慈雨 - 完結おめでとうございます！素敵なお話をありがとうございました(*^^*)キュンとしました！二人が幸せになってよかったです！ (2022年3月8日 9時) (レス) id: 0183a2a79f (このIDを非表示/違反報告)
花酒(プロフ) - いちご★さん» いちごさんコメントありがとうございます！他の作品まで読んでいただき物凄く嬉しいです！面白いと言っていただけるとモチベがすごく上がります♪これからもお付き合いよろしくお願いします！ (2022年2月23日 23時) (レス) id: 0e0a2754ec (このIDを非表示/違反報告)
いちご★ - 面白くて更新されるたびに見ています。花酒さんの小説ほとんどすべて読ませてもらっています。いつも面白くてキュンとするような作品本当にありがとうございます。 (2022年2月21日 12時) (レス) @page35 id: ce91c52d0a (このIDを非表示/違反報告)
花酒(プロフ) - 慈雨さん» 慈雨さんコメントありがといございます！一気に読んでくださってすごく嬉しいです泣これからも頑張りますので最後までお付き合いいただければ嬉しい限りです！！ (2022年1月27日 1時) (レス) id: 0e0a2754ec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花酒
| 作成日時：2022年1月20日 13時
