その女、ナンパ ページ26
ジリリリリリリリリリリ
ガシャッ
朝になり、カーテンから漏れる光と目覚まし時計で起きる。
何時もと変わらなく朝ごはんを食べ、買い物に出掛ける為に着替える。
今日は…面倒だからこの前見たいな感じでいいや。
ささっとメイクをして今日はワンピースじゃなくてこの前買った服とジーパンを履き、防寒もしっかりとしてから出る。
今日の目的は2つあった。
ひとつ目は食材を買う。
二つ目は隣の駅に新しくドーナツ屋が出来たらしいので買うこと。
まずはスーパーに寄ろうかと思ったが流石に食材を持って隣駅まで行くのは効率が悪いと思い先にドーナツ屋へ行くことにした。
とりあえず最寄りの駅まで来て電車に乗ろうとする。
しかし普段から時間をあまり気にしない性格の為か、丁度今電車が出たところだった。次来るのは10分程。
だったらバスで行こうかとバス停まで来ると物凄い行列が出来ていた。
…なんで今日こんな運悪いの?
仕方がないから歩いて行くことにした。
歩いて約10分くらいだろうか。やっと半分くらいの距離になった。
ここら辺は人気(にんきじゃないですひとけです)があまりなく、こういう所には大抵不良とかがいるから早めに過ぎようと早足になる。
少し歩くと人が横に3、4人やっと入れるくらいの細い道になってくる。
_あ、いた。
歩いているとその道の脇に不良が5人くらい固まって何か話していた。
嫌な予感がするのを無視して急いで通り過ぎようとする。
すると、案の定肩を捕まれる。
不良1「お、オネーサン綺麗だねー。どう?俺達と遊んでいかない?」
『え……あ、えと…人を待たせているので…』
いきなりの事だから声が少し掠れているかもしれない、男の声になっているかも知れない。
だが不良達にはバレていないようで、構わず続けてくる。
不良3「別に五分くらい遅れたって大丈夫だよな?な?」
不良2「そーそー。な?良いだろ?」
そう言いながら肩から腕、腰らへんをなぞられる。
気っ持ち悪ぃ。
男の時ならバンバン蹴りを入れている所だが今は女になりきっているから下手な真似は出来ない。
『ちょ、離してください…!』
あくまでか弱い女の子をしなければいけない。
だが、そろそろ本格的にヤバくなってきた。
捕まれてる所痛いし、何より気持ち悪いし。
すると後ろから声が聞こえた。
「ちょっと、おにーさん達。離してあげなよ」
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白龍(プロフ) - 望月さん» な、なんですと…!?あ、ありがとうございます…!!はい、更新頑張ります! (2017年12月13日 23時) (レス) id: a7ad8e0925 (このIDを非表示/違反報告)
望月 - 最初から最後まで繰り返し何回も見てます!とっても面白いです!更新頑張って下さいっ!! (2017年12月13日 20時) (レス) id: 8b4b4af29a (このIDを非表示/違反報告)
白龍(プロフ) - 愛渚さん» あぁ、なんかごめんなさい…((・д・ ))アワワ ありがとうございます!頑張ります! (2017年11月30日 21時) (レス) id: e87921af44 (このIDを非表示/違反報告)
愛渚 - パンケーキ食べたくなりました(´^` これからも頑張って下さいね更新待ってます (2017年11月30日 19時) (レス) id: 702834c284 (このIDを非表示/違反報告)
白龍(プロフ) - りなさん» あ…すみません、ご指摘ありがとうございます!すぐ直します! (2017年11月24日 21時) (レス) id: e87921af44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白龍 | 作成日時:2017年11月4日 1時