▼イチ ページ2
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ずっと探している。
あの顔が、あの声が、あの優しさが、
忘れられない。
一緒に居た時間は3分にも満たなかったと思う。
それでもあの一瞬で、彼は私のヒーローになった。
私は一目惚れをした。
「このクラスには居ないのかな...」
私が入学した雄英の１年Ａ組には
まだ彼らしい人の姿は見えない。
なんだかチャラチャラした髪色の人ばかりで
彼とは程遠いな、なんて思う。
彼のことばかり考えてしまって
どうしようもない。
早く見つけて、想いを伝えなければならない。
そんなことを思いながらキョロキョロまわりを
見渡していたら上から声。
？「よ!!そんなにキョロキョロして
どうしたんだ??」
ばっ、と上を見ると赤髪、ツンツン頭。
最悪だ。絶対チャラい人だこれ。無理だ。
そう考えると同時に距離を取り、
「人を探してます...それより、
初めて会う人にその距離感は
どうなんですか...」
？「初めて...ああ、」
よく分からないことを言いながら
彼は自分の髪の毛を触る。
？「誰を探してるんだ??
手伝うよ、俺は切島鋭児郎だ」
「...柊Aです、大丈夫です、
私を助けてくれた人なので、
私にしか分からないですよ、」
冷たい態度過ぎるかな、なんて自分でも
思うが実際そうなのだ。
あの場に居たのは私と彼だけ、
名前も分からない今信じれるのは自分だけだ。
切「それって...」
彼は何か言いたげな顔をしたが
先生が入ってきて会話は強制的に終了した。
結局クラス全員が揃っても、
彼の姿は無かった。
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桜井なお - 面白い！ (2022年8月9日 22時) (
レス) @page18 id: ee464fdcd2 (このIDを非表示/違反報告)
舞遊(プロフ) - けいさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2018年10月21日 17時) (レス) id: 106fd4b2c6 (このIDを非表示/違反報告)
けい - 続きが気になる…！！切島は分かってるのに……っていうもどかしい感じいい！更新頑張ってください！ (2018年10月17日 0時) (レス) id: 0d0916fec7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞遊 | 作成日時：2018年10月15日 19時
