◎ date with my prince ７ ページ11
.
目の前には悲しそうな神くんの顔。
…なんで、
…どうして、？
そんな顔するの、、？
…なんで、
…どうして、？
キス、してくれないの、？
…………わたしじゃ、…ダメなの、？？
『 、嫌いなら、言ってくれていいんだよ 』
神「 …えっ、？ 」
『 だってそうでしょ…！？
いくら恋愛経験ないからってわかるよ！？
キスしてくれないのは、…嫌いだからでしょう？ 』
あぁ、涙が溢れて止まらない。
私は、私はこんなに神くんが好きなのに
一日中ずっとドキドキしっぱなしだったのに
好きなのは……、私だけだったんだね、
馬鹿みたい。
ここに連れて来てくれたのも
私を大切だと思ってくれてるからだって、
ただの私の勘違い……か、
神「 …嫌いなわけないだろ、 」
『 ……、 』
神「 好きだから、大好きだから、
…大切にしたいんだよ。」
神「 ……顕嵐との事があって、
すぐに俺と付き合ってくれたじゃん、？
まだ、Aは顕嵐のこと
忘れられてないんじゃないか…って、怖かった 」
『 そんな…、顕嵐のことはもうっ…！ 』
神「 わかってる、わかってるよ。
でも、Aは本気で顕嵐のことを好きでいたから…
…無理はさせたくなかったんだよ 」
そんな事、神くんが考えてくれてたなんて
苦しそうな表情の神くんを見て
ごめんねという申し訳なさと
そこまで思っていてくれたんだって
嬉しい気持ちが込み上げてくる。
こんな時そんな事を思うべきじゃないんだろうけど
嬉しくて、嬉しくて、たまらない。
『 …ふ、ふふっ、(笑) 』
神「 え、？ A？ 」
『 あははっはは(笑) っへへ、あははっ(笑) 』
神「 なに、？ どうしたの(笑) 」
さっきまでの雰囲気はどこへやら。
笑いが止まらない私につられて
神くんも笑い出して
涙が笑い涙に変わっていく。
神「 色々、時間かかっちゃったね(笑) 」
『 ほんとだよ。遅すぎ！ 』
神「 じゃあ、今までの分取り戻そうか？ 」
『 えっ？ 』
チュッ、
甘いリップ音が２人だけの暗闇に
響いて、落ちていった。
.
◎ TOKIOカケル １→←◎ date with my prince ６
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1583人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかぽんず - この小説めっちゃ気に入りました！最高です！更新がんばってください！応援してます！！ (2018年6月12日 2時) (
レス) id: cc384a0118 (このIDを非表示/違反報告)
みゆう♀ - 絶対廉くんと付き合うかと……笑笑 神ちゃんだったんですね！急展開すぎてドキドキがとまりませんでした！ (2018年4月8日 18時) (レス) id: 17bb6d6987 (このIDを非表示/違反報告)
n a g i.(プロフ) - feb127sfさん» ありがとうございます（ ; ; ）!! ノロノロ更新ですがこの先も宜しくお願いします！ (2018年2月12日 0時) (レス) id: 3f842b1ca6 (このIDを非表示/違反報告)
feb127sf(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！ (2018年2月11日 21時) (レス) id: 3f9dc00853 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：n a g i. | 作成日時：2018年1月22日 18時
