大阪のお好み焼きって本当に美味しいよね!今は東京だけど!( ページ8
「本当にすまねぇ・・・・妻夫木さんに怪我させるなんて」
『いえ、本当に大丈夫ですよ!』
申し訳なさそうに謝る毛利探偵に、笑いながら包帯を巻いた腕を軽く叩く。
ちょっと痛かったけどまぁいいや・・・。
『この通り、大したことのない怪我ですから。お気になさらないでください』
「そうか?でも念のために病院に行った方がいいんじゃねぇか?」
『ええ、そうします』
公安の人に見てもらったから必要ないけどね。
もちろんそんな事は言わず、お辞儀をして探偵事務所を出た。
さーて、これからどうしますかね・・・・・。
お腹空いたし、近くのお好み焼き屋にでも行こうかな。
確か昔、伊達が美味しいぞって進めてくれたやつだ。
『ちょうど昼時だし、そうするかー』
鼻歌交じりにその店へと向かう。
零は公安の仕事が入ったらしく今はいない。
一人でゆっくり食べるのも悪くはないだろう。うん。
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「いらっしゃいませー。おひとり様ですか?」
『はい』
「ではこちらにどうぞ!」
カウンター席に案内され、期待に胸を膨らませながら腰掛けた。
何食べようかな・・・・松田が美味しそうに食べてたやつにしようかな・・・。
すっごい気になってたんだよね、あの味。
あとは・・・萩原と伊達が食べてた焼きそばにしよう。
『すみません、ミックスお好み焼きと焼きそばください』
「はい!かしこまりました!」
「なー、あと何食べるー?」
「今日はせっかく二人で食べられる機会が作れたんだから、いっぱい食べましょ!」
笑顔で用意をする店員さんの後ろで、二人の女性の声が重なった。
どっちもカップルで来ているらしく、何だか見ていて微笑ましい。
特に学生の方がね。
「ミックス焼きそば食べたいわぁ」
「だから最初に言うたやろ!さっさと頼んどけって」
「今食べたくなってんからしゃーないやん!」
「あまり食べ過ぎると警部に怒られますよ・・・!」
「いいじゃない。どうせ目暮警部だっていっぱい食べるだろうし」
「それもそうですけど・・・」
『おい、あんま食べ過ぎると怒られんぞ』
『今日はせっかく四人で食べれるんだからそれくらい良いだろ?』
『松田、萩原、俺を挟んで言い合いしないでくれよ・・・』
『・・・ふふっ』
何だか昔の自分達を見ているようで、思わず笑みが零れた。
本当に楽しかったなぁ・・・。
まさかの警察に遭遇したんですけど今すぐ逃げたい。→←他人の恋愛は本当に心底めんどくさい。(※個人の感想です)
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豪秋(プロフ) - 凄い面白いです。更新頑張ってください。 (2020年5月5日 17時) (レス) id: abe3eae12b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかづち | 作成日時:2019年4月29日 19時