他人の恋愛は本当に心底めんどくさい。(※個人の感想です) ページ7
『彼氏さんが浮気していたのがショックなのは分かりますが・・・それにしても、何も命を奪うことまでしなくてもいいんじゃないですか?』
「何よ!貴方に何が分かるの!?私がこんなに愛しているのに、他の女のところばかり!!もううんざりだわ!!!」
「う、うんざりなのはこっちだ!毎日毎日「どこに行ったの?」とか「誰といたの?」とかッ・・・しつこいんだよ!束縛するな!!」
「なッ・・・・・ひ、ひどいわ・・・!そんな、あんまりよ!!」
ぐっ、と、包丁を握る手に力がこもる。
何度も「どいて」と怒鳴られるが、返事もせず一歩も動かなかった。
どいたらえらいことになるでしょうが!!!
心の中でツッコんでいると、腕に鋭い痛みが走った。
包丁が腕に刺さったようだけど、これは自業自得だからまぁいい。
めちゃくちゃ痛いけどな!!!(
「し、知らないわよ、その怪我・・・・・!どかなかった貴方が悪いんだから!!」
『・・・・その震えた手で、しっかり刺せるとでも?』
「は・・・・・・・?」
『そもそも、貴方の包丁の持ち方は正しくない。まぁ確かに私も包丁は使ったことないのでアレですけど、小型ナイフよりは力が入りやすく、持ちやすいとは思います』
「な、なに言ってるの・・・・?」
『刃先がブレていましたよ。貴方から見て、心臓ならもう少し右。喉元ならもう少し上と左ですね。・・・・・人を殺めるのなら、それなりの知識と覚悟を持ってしなさい』
「・・・・・!」
.
.
.
「全く・・・・止め方をもう少し考えろ・・・」
零の呆れた声と共に、視界が赤く染まった。
いや眩しいんですけど・・・・・。零が見えないんですけど・・・!
「確かにさっきの事件で風見達は呼んでいたから、すぐに駆け付けるだろうが・・・それにしても軽率すぎるぞ」
『はいはい。説教なら後で聞くから』
「殺人未遂の容疑で逮捕します」
風見さんが、依頼人に手錠をかけた。
彼の話によると、もともと男性関係でよく問題を起こしていた人らしい。
「別れたら死ぬから」「貴方を殺して私も死ぬ」など、相手を脅すことなんて日常茶飯事だったらしい。
メンヘラってやつじゃないですかヤダー!
毛利探偵ってやっぱりヤバイ事件しか寄せてこないな・・・・。
「大丈夫か?とりあえず治療するぞ」
『お、お願いします・・・』
早速かなり疲れる依頼だったな・・・・。寝たい。
大阪のお好み焼きって本当に美味しいよね!今は東京だけど!(→←やっと証拠掴んだz・・・おい待て不穏な空気が・・・・!!
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豪秋(プロフ) - 凄い面白いです。更新頑張ってください。 (2020年5月5日 17時) (レス) id: abe3eae12b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかづち | 作成日時:2019年4月29日 19時