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おいおいお前ら少女漫画かよ甘酸っぺぇなぁ!!!! ページ49

工藤くんが去ってからというもの。


園子ちゃんがキャーキャー騒ぎながら蘭ちゃんの肩を揺すってるし、

蘭ちゃんは蘭ちゃんで顔を真っ赤にして固まっている。


青春だなぁ・・・・私にはなかった青春・・・。
泣きたい。


「蘭、蘭!今の聞いた!?っていうか聞いてなかったら大問題だけど!」

「そ、園子・・・き、聞き間違いじゃない、よね・・・?」

「ちゃんと言ってたわよ!「蘭のことは何があっても、絶対に守ります」。新一くんにも男気ってあったのね!」


何気酷くない???それ。


「良かったじゃない、蘭!」

「う、うん・・・。でも恥ずかしい・・・・」


蘭ちゃん、新一くんと末永くお幸せにね・・・。




なんて、心の中で二人を祝福していると。



「A」


零が真剣な表情で話しかけてきた。


『?どうかした?』

「・・・実は、しばらく連絡が取れなくなるんだ」

『え?急だね?』


別に連絡取れなくてもいいっちゃいいけど。

深く踏み込まれると困るし・・・。


「少し、大掛かりな仕事が入ったんだ。・・・・まぁ、君は気にしないだろうけど」


分かってるじゃん、という言葉を飲み込み、首を小さく縦に振る。


『・・・・零』

「ん?」

『別にあんたが何しようが私には関係ないし、むしろ関わると面倒だから放っておくけどさ』


でもね。


『人にあれだけ「無茶はするな」って説教するんだから、あんた自身も無茶して怪我しないようにね』

「!!」


確かに、もう恋人でもなんでもないけど・・・

だけど心配にはなるじゃん。

別に零のことが嫌いになったわけじゃないし・・・・。


って、心配してるとか言ったらからかわれるだろうから絶対言わないけどね。



「・・・・ははっ、まさか君がそんなことを言うなんて!」

『そ、そんなにおかしい?』

「いや、おかしいわけじゃなくて・・・前の君なら絶対に言わないだろうなと思って嬉しくなっただけさ」

『・・・・・あっそ』


・・・・・零も、こんな気持ちなんだろうか。

心配で仕方がないって気持ち。


でも、心配かけたくない。

これ以上迷惑をかけたくない。


・・・・そんな気持ちも、同じ?



『・・・・』


ねぇ、零。


何しようとしてるのかは知らないけど・・・・



でも、死ぬのだけは許さないから。

続編のお知らせ→←指切りげんまん嘘吐いたら針千本のーます。・・・ってね。



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豪秋(プロフ) - 凄い面白いです。更新頑張ってください。 (2020年5月5日 17時) (レス) id: abe3eae12b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかづち | 作成日時:2019年4月29日 19時

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