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バトル小説家なにかですか????? ページ43

「あ、妻夫木さん、安室さん」


別荘に戻ると、工藤くんが私達に気付いて駆け寄ってきた。


「そっちの方はどうでした?」

「中々重要な証拠が手に入りました。そちらは?」

「こっちも段々犯人が分かってきましたよ。あとは決定的な証拠が見つかればいいんですけど・・・」


零と工藤くんが話し始める。

これだから探偵は・・・。


普通、女そっちのけで話します?


『はぁ・・・犯人がうろついてると危ないし、部屋でゆっくりしてようか』

「・・・・あの、前も思ったんですけど・・・」


廊下に出ると、蘭ちゃんが不思議そうに口を開いた。


「Aさんは死体とか見ても平気なんですか・・・・?」

『・・・え?』

「いえ、悪い意味じゃなくて!ただ・・・カフェの時も、今も・・・死体を見ても、そこまで動揺していないなって思って。安室さんは探偵だから慣れてるでしょうけど・・・・」

『そんなこと言ったらコナンくんもそうじゃない?』

「あ、確かに!」


確かに!じゃないよ。

コナンくんみたいな小学一年生おかしいでしょ。疑え。


『私はそういう耐性あるから大丈夫なんだよ。まぁ、多少はうろたえるけど・・・そこまでかな?』

「へぇ・・・すごいのね」


園子ちゃんが感心したように頷く。


ごめん・・・・嘘ついて。

でも本当のこと言うわけにはいかないからさ。









「やっと部屋に着いた!あ〜、疲れた・・・」

「ちょっと眠くなってきたかも・・・」

『蘭ちゃんも大概な気がするけど・・・・・?』



蘭ちゃんと園子ちゃんが先に部屋に入った、その瞬間だった。



「!きゃっ!!」

「!?な、なに!?」


突然二人が消えた。


『っ!?蘭ちゃん、園子ちゃん!?』


慌てて部屋に踏み込むと、視界が黒で覆われた。

それは部屋の暗さじゃない。

黒い物体が目の前に佇んだのだ。


『!!』


上から振り下ろされたものを咄嗟に避ける。

後ろに下がると、その黒い物体・・・いや、人物はニヤニヤと笑いながら歩み寄ってきた。


『あんた、誰?蘭ちゃんと園子ちゃんは?』

「そこに転がしてるさ・・・・まさか避けられるとは思っていなかったが、まぁいい。てめぇも大人しく寝やがれ!!」

『っ、!』


もう一度攻撃を避け、懐のナイフを取り出そうとした_______時だった。




『がっ!?』


突然後頭部に痛みが走り、その場に突っ伏す。







『・・・れ、い・・・・・』

灰原には後でお土産を買って行ってやろう。→←本気で殴ってやりたいけどそうしたら殺しちゃう気がするから止めとく。



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豪秋(プロフ) - 凄い面白いです。更新頑張ってください。 (2020年5月5日 17時) (レス) id: abe3eae12b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかづち | 作成日時:2019年4月29日 19時

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