やっぱり死神は傍にいた。 ページ40
『おはよう〜』
「「おはようございます！」」
元気よく挨拶する二人を見て安心する。
どうやら昨夜の出来事はもう気にしていないようだ。
「安室さん、もう起きてますかね？」
『多分ね。時間も時間だし、早く行こうか』
「はーい！」
三人で和気あいあいと話しながら廊下を歩いていると、
.
.
「うわあああああああああああッ！！！！！！」
「『！！！』」
突然、別荘に悲鳴が響き渡った。
朝からかよ！とツッコミたいけど今はそれどころじゃない。
おそらく零も起きてるだろうし、早く向かわないと。
『どうしたんですか！？』
「！Aさん！」
私の予想通り、零は既に現場に来ていた。
そんな彼の傍には＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿死体。
『････』
「あの、Aさん？どうかし、」
『二人とも、入ってこないで』
「え？」
『･･････女の人が死んでる。見なくていいものは見ないで良いから』
「！！」
「う、うそ！？」
『安室さん、救急車と警察は？』
「もちろん呼んでありますよ。もうすぐ来るはずです」
蘭ちゃん達を部屋から遠ざけ、死体に近付く。
････この人は････確か、昨日会った奥さん。
ぱっと見、刺し傷も銃での傷もない。傷があるのは頭だけ。
それも殴った感じ。
ということは撲殺か････。
男の犯行？ということは犯人は自ずと絞られてくる。
『････安室さん、実は昨日夜中に何かを引きずるような音を聞いたんですよ』
「！まさか･･･」
『おそらく、死体を引きずった音かと。反対側の廊下に血の跡がついていましたしね』
「ということは犯行は夜中か･･･」
「更に言えば、もし見つかっても問題ないと堂々と行動できるような強いメンタルの持ち主、でしょうね」
『！！』
後ろから声がし、慌てて振り返る。
････････どこかで見たことがあるような･････？
と、蘭ちゃんと園子ちゃんがあっと声を上げた。
知り合い？
「し、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿新一！？」
「･･･新一？」
『まさか、･････工藤新一？』
「ご名答。
僕は工藤新一。探偵です」
「新一！どうしてここに！？」
「ああ、ちょっと用事があってな。久しぶり」
「ひ、久しぶりじゃないわよ！中々連絡が取れなくて心配したんだからね！」
工藤新一。
確かジンが殺したはずの子。
･･････何故生きている？
もしかして････ジンって結構ドジなのでは？？？？(→←おいおい旅行先でも事件かよ勘弁してくれ
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豪秋(プロフ) - 凄い面白いです。更新頑張ってください。 (2020年5月5日 17時) (
レス) id: abe3eae12b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2019年4月29日 19時
