検索窓
今日:35 hit、昨日:5 hit、合計:125,720 hit

おいおい旅行先でも事件かよ勘弁してくれ ページ39

「あ、Aさん!お昼ご飯食べようってメール来たから別荘に戻りましょ!」

『え?あ、ああ、うん』


写真は気になるけど、園子ちゃん達から離れるわけにもいかないし・・・・。

だからといってこれを持ち出すのも・・・。


仕方ない、また後で調べに来るか。







「A」


別荘に戻ってくると、零がこそっと声をかけてきた。


「小屋も方はどうだった?」

『ロープとカメラがあった。カメラには色々写真があったけど・・・ほとんど記念写真』

「そうか・・・」

『ただ、肌色と赤色が混じったような色が映ってたからそれが怪しいかも』

「・・・・・そのカメラは?」

『小屋に置いてきた。持ち出したってバレたらマズイでしょ』

「ああ、正しい判断だ」


やっぱり、カメラを置いてきたのは正しかったようだ。


「Aさん、安室さん!こっちこっち!」

「はーい、すぐ行きます!・・・とりあえず、明日は僕も一緒に小屋へ向かう。そこで確認しよう」

『ん、分かった』


.









.









.


「いや〜、お風呂気持ち良かったわねぇ」

「もう、おばさんみたいな言い方しないの!」

「いいじゃない別にー。それよりAさん、髪括ると雰囲気変わりますね!」

『え、そうかな?』


あれから昼食、夕食と済ませ、お風呂を上がったところだった。

探索は明日零と行くからと今日はゆっくりしていたんだけど・・・・。


何か嫌な予感がするなぁ。


・・・まぁ、コナンくん(死神)はいないんだし、事件なんて起きるわけない。

心配し過ぎだな。


『それじゃあ、おやすみ』

「おやすみなさーい!」

「おやすみなさい」


布団に潜ってしばらくすると二人の寝息が聞こえてきた。

寝るのはやっ。


『はぁ・・・久しぶりにゆっくりできるなぁ・・・』


今夜はぐっすり寝れそうだ。


.









.


「・・・さん、Aさん・・・・!」

『・・・んぅ?』


何度も体を揺すられ、ぱっと目が覚める。

目の前には、顔を青くした蘭ちゃんと園子ちゃんがいた。


何で???


『二人とも、どうしたの?』

「さ、さっきから音が聞こえるんですよ・・・!ほら・・・!!」


蘭ちゃんの言葉に耳を澄ましてみれば、確かにどこかからずるずると何かを
引きずるような音が聞こえる。

・・・明日、一応零に報告しておくか。


『私がいるから大丈夫。ほら、寝よう?』

「「は、はい・・・」」



結局その音の正体を知るのは、次の日の朝だった。

やっぱり死神は傍にいた。→←いや私めちゃくちゃ刑事みたいじゃない????



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
523人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

豪秋(プロフ) - 凄い面白いです。更新頑張ってください。 (2020年5月5日 17時) (レス) id: abe3eae12b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みかづち | 作成日時:2019年4月29日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。