おいおい旅行先でも事件かよ勘弁してくれ ページ39
「あ、Aさん!お昼ご飯食べようってメール来たから別荘に戻りましょ!」
『え?あ、ああ、うん』
写真は気になるけど、園子ちゃん達から離れるわけにもいかないし・・・・。
だからといってこれを持ち出すのも・・・。
仕方ない、また後で調べに来るか。
「A」
別荘に戻ってくると、零がこそっと声をかけてきた。
「小屋も方はどうだった?」
『ロープとカメラがあった。カメラには色々写真があったけど・・・ほとんど記念写真』
「そうか・・・」
『ただ、肌色と赤色が混じったような色が映ってたからそれが怪しいかも』
「・・・・・そのカメラは?」
『小屋に置いてきた。持ち出したってバレたらマズイでしょ』
「ああ、正しい判断だ」
やっぱり、カメラを置いてきたのは正しかったようだ。
「Aさん、安室さん!こっちこっち!」
「はーい、すぐ行きます!・・・とりあえず、明日は僕も一緒に小屋へ向かう。そこで確認しよう」
『ん、分かった』
.
.
.
「いや〜、お風呂気持ち良かったわねぇ」
「もう、おばさんみたいな言い方しないの!」
「いいじゃない別にー。それよりAさん、髪括ると雰囲気変わりますね!」
『え、そうかな?』
あれから昼食、夕食と済ませ、お風呂を上がったところだった。
探索は明日零と行くからと今日はゆっくりしていたんだけど・・・・。
何か嫌な予感がするなぁ。
・・・まぁ、コナンくん(死神)はいないんだし、事件なんて起きるわけない。
心配し過ぎだな。
『それじゃあ、おやすみ』
「おやすみなさーい!」
「おやすみなさい」
布団に潜ってしばらくすると二人の寝息が聞こえてきた。
寝るのはやっ。
『はぁ・・・久しぶりにゆっくりできるなぁ・・・』
今夜はぐっすり寝れそうだ。
.
.
「・・・さん、Aさん・・・・!」
『・・・んぅ?』
何度も体を揺すられ、ぱっと目が覚める。
目の前には、顔を青くした蘭ちゃんと園子ちゃんがいた。
何で???
『二人とも、どうしたの?』
「さ、さっきから音が聞こえるんですよ・・・!ほら・・・!!」
蘭ちゃんの言葉に耳を澄ましてみれば、確かにどこかからずるずると何かを
引きずるような音が聞こえる。
・・・明日、一応零に報告しておくか。
『私がいるから大丈夫。ほら、寝よう?』
「「は、はい・・・」」
結局その音の正体を知るのは、次の日の朝だった。
やっぱり死神は傍にいた。→←いや私めちゃくちゃ刑事みたいじゃない????
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豪秋(プロフ) - 凄い面白いです。更新頑張ってください。 (2020年5月5日 17時) (レス) id: abe3eae12b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかづち | 作成日時:2019年4月29日 19時