早く仲直りしてくれないと私の胃がマッハで死ぬ。 ページ27
「犯人はマネージャーの円城佳苗さん、貴方ですよね?」
結局、零達の名推理のおかげで事件は無事解決した。
やっと帰れるようだし、早く帰ろう・・・これ以上零といるのはちょっと気まずいし、
コナンくんにあれこれ探りを入れられるても困るしね。
『それじゃあ、私は帰るね。今日は誘ってくれてありがと』
「いいえ、大丈夫です!こっちこそ、誘っておいてこんなことに巻き込んじゃってごめんなさい・・・・」
『別に蘭ちゃん達のせいじゃないんだから気にすることないよ!』
「あら・・・・流石耳が早いわね・・・」
「もうネットに速報が流れてますよ」
ふとベルモットと零の会話が聞こえて、「流石」という言葉にあの日のことが思い出された。
“さすがだな、スコッチ。俺に投げ飛ばされるフリをして俺の拳銃を抜き取るとは・・・・”
“!!いつの間に・・・・!?”
“命乞いをするわけではないが・・・・俺を撃つ前に話を聞いてみる気はないか?”
“拳銃を奪ったのはお前を撃つためじゃない・・・こうするためだ!!
___________っ!?”
“無理だ・・・リボルバーのシリンダーを掴まれたら人間の力で引き金を引くのは不可能だよ”
“待ってライ!!スコッチを殺さないで!お願い・・・・!!”
“ミスティ・・・彼が裏切者でもか?”
“関係ない!お願いだから・・・!私の命と引き換えにでも・・・・景光を助けて・・・!!”
“全く・・・何故二人してそうも勘違いをするんだ?・・・自 殺は諦めろ、スコッチ。お前はここで死ぬべき人間ではない”
___________________さん。
“!待って、誰か上がってくる!!”
“!待って!景光ッ!!”
“ひろ______________________”
「・・・・さん・・・・・・・・Aさん?」
『っ!!』
肩を叩かれ、我に返る。
私をずっと呼んでいたのは沖矢さんだった。
「どうかしたんですか?ぼーっとして・・・具合でも?」
『あ、い、いえ。ちょっと考え事をしてて・・・・』
「そうですか。暗い顔で俯くものですからビックリしましたよ」
『あはは・・・心配かけちゃってごめんなさい』
いつもの作り笑いを向ける。
ダメだ、思い出したらダメだ。
なんだかんだで私も零と同じように忘れられてないんだな。
沖矢・・・もとい赤井を睨む零を見て苦笑いを零す。
・・・・・・いつか誤解が解けるといいね。
今更だけど怪盗キッドって意外に良い奴・・・・・なのかも?→←というかお前たち(沖矢と妻夫木)近くないか????離れろ今すぐに。
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豪秋(プロフ) - 凄い面白いです。更新頑張ってください。 (2020年5月5日 17時) (レス) id: abe3eae12b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかづち | 作成日時:2019年4月29日 19時