検索窓
今日:17 hit、昨日:37 hit、合計:125,739 hit

赤井は零を煽るのが本当に上手いけど私の前では止めろ馬鹿野郎。 ページ18

一気に空気が重くなる。



ああ、本当に最悪。何で会っちゃうかなぁ。


しかも、変装しているとはいえ赤井が居る時に!



「どうも、昨日ぶりですね」

『は、はぁ・・・・。その節はお世話になりました・・・・・・』

「いえ、気にしないでください。怪我人を放っておくなんて出来ませんから」



いつも通りの、『安室透』の笑顔なのが余計怖い。


いっそのこと怒鳴ってくれたほうが楽なのだが、零がそんな性格じゃないことは分かっている。
しかも人前でそんな恥を晒すわけがない。



目の前の赤井は平然とコーヒー飲んでるし、勘弁してほしい。


誰でもいいから助けて。



「それで?どうしてAさんとその人が一緒に居るんですか?」

「私がお誘いしたんですよ。蘭さんに用があったのですが、そこでちょうど彼女にお会いして」

「ホォー、そうですか。へぇ、Aさんは随分とお暇なようで。人探しをしているのならそれらしい行動をとってはどうですか?こんな所で付き合ってもいない男性と食事をしている場合ですか?」

『す、すいません・・・・』



こっちが言い返す暇もなく責められる。


いやそこまで言う?何で私は怒られてんの。意味わからん。



「そんなキツイ態度を取っていたら嫌われますよ」

「まさか。Aさんは僕にゾッコンなので心配ご無用です」



からかうように笑った赤井に、鼻で笑って見下す零。


この席の空気はあり得ないほど重苦しい。



いやいや、そこの女子高生よ。羨ましい!とか言ってるけど実際にやられたら恐怖でしかないよ。
胃に穴が開くよ?



大体二人とも、今キャラ作ってるからね?


これがお互い素になってみろ、戦争が起こる。ポアロが吹っ飛ぶ。



それくらい、本来この二人は危ない存在なんだからね!?



「Aさん、貴方は危機感が無さすぎる!沖矢さんだって男なんですよ?誘われたからといってホイホイついて行くのは・・・・・!」

「まぁまぁ、それくらいにして。それより、お客さんが待ってますよ。仕事に戻ったほうがいいんじゃないですか?“あむぴさん”」

「は?」




な ぜ 煽 る





火に油注いでるじゃん!もう大火事だよ!火消せないレベルだよ!!



前々からよく煽る奴だとは思ってたけど、こんな時でも発動されるのか・・・・。
命知らずめ。





「死ね」





そんで零は小学生か。

零と赤井がお似合い過ぎてもうコンビ組んで漫才すればいいと思う。→←よく嘘に真実を混ぜると信憑性が高まるって言うけどあれって本当のことなのか切実に知りたい。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
523人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

豪秋(プロフ) - 凄い面白いです。更新頑張ってください。 (2020年5月5日 17時) (レス) id: abe3eae12b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みかづち | 作成日時:2019年4月29日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。