お好み焼き屋にて、新しい友達(年下)ゲットだぜ!!! ページ12
黒い服・・・いや、全身黒、ということに目をつけている。
まさかこの子、組織のことを知ってる?
でもそれにしては確信しているような目でもない。
・・・・でも、存在を知ってなきゃそんなこと聞かないだろう。
一体何者なの・・・・?
「そんなん、本人が着たい服着たらええやん。理由なんて聞かんでも・・・」
「お前は黙っとれ。・・・・どうなんや?」
『・・・・・・』
私は別に、もう組織の人間じゃないけど・・・・・この関係なさそうな子をほっとくわけにはいかない。
被害に合わなくていい子なんだ、この子は。
わざわざ巻き込まれにいかなくてもいい。
『さぁね?別に深い理由なんてないよ。黒が好きで、この服を気に入ってるだけ』
「ホンマか?」
『何で疑うのかよく分からないけど・・・・ああ、それより。私、君のこと見た事ある気がするんだけど・・・・有名人だったりする?』
そう言うと、男の子は驚いたような顔をしたあと不敵に笑って胸を張った。
「なんや、姉ちゃん知らんのか?まぁ関東やもんな」
『関西では有名なの?』
「日本全国で有名やっちゅうねん!覚えて帰りや?俺は浪速の高校生探偵、服部平次や!!」
『・・・・・探偵?』
ああ・・・そういえば、と記憶を探る。
どこかで見た事あると思ったら、新聞だ。
“〇〇の事件を解決した高校生探偵、服部平次”ってデカデカと書いてあったな。
高校生探偵って、なんか他にもどこかで聞いたことがあるような・・・・?
「東は工藤新一、西は服部平次て聞いたことないか?」
『あるようなないような・・・・・ん?』
“工藤新一”
知っている名前が出て、微かに反応する。
工藤新一って確か、組織に消された子だったか。
興味ないから忘れてたけど、そういえば高校生だった。
『へぇ。・・・もしかして服部くんって、その工藤新一って子と仲良いの?』
「そうやで」
・・・・・この子が組織の存在を知ってるっぽいのは、そういうことなんだろうか。
でも待てよ・・・?今の言いぶりだと、工藤くんはまだ生きているような・・・・。
「もう、平次ばっか喋って!アタシは遠山和葉!気軽に和葉でええよ!!お姉さんは?」
『私は妻夫木A。よろしくね、和葉ちゃん』
「はー・・・こんな別嬪さんと友達やなんて夢みたいやわぁ」
「大袈裟すぎやろ」
こんな可愛い子と友達って方が夢でしょ???←
もしかしたらだけど、妻夫木さんの正体分かっちまったかも。→←あのー、私が頼んだお好み焼きまだですか???
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豪秋(プロフ) - 凄い面白いです。更新頑張ってください。 (2020年5月5日 17時) (レス) id: abe3eae12b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかづち | 作成日時:2019年4月29日 19時