十匹目 ページ9
A社長「Aさんをお借りしてしまって申し訳ないね」
ジョングク「いえいえとんでもないです」
そういうジョングクは怒っているように見えた
A「ではそろそろ会社に戻りましょう」
ジョングク「ん。本日はありがとうございました」
A社長「気をつけるんだよ」
A「はい」
〜会社〜
ジョングク「A今日はもう帰ろう」
A「ですが…」
ジョングク「仕事なら他の奴らに任せて今日は休め。Aと話がしたい」
A「…承知いたしました。帰宅の準備をして参ります」
ジョングク「急ぎめでお願い」
A「はい」
ジョングクサイド
今日会議が終わった後Aが呼び出された
そこまではいい。問題はその後だ
あいつが目を赤くして戻ってきたから
俺は無意識に頭に血が上った
あいつなんて好きじゃないはずなのに
なんか胸がうるさい
初めて感じる気持ちに俺は戸惑うしかなかった
Aサイド
家に着いた。なんかジョングク怒ってたな…
悪いことしたかしら?
待たせたから?
ジョングク「…ねぇ、あの…さ」
A「はい?」
ジョングク「何…話してたの?」
ヤバいこれいって平気なのかな
ジョングクにとっても結構辛い思い出だろうし…
誤魔化してみる?
A「いえ、業務のことです」
ジョングク「じゃあなんで泣いてたの?」
えっ、バレてたの?
うーん🧐あくびしたっていってみる?
A「あくびが出ました」
ジョングク「…」
あっ詰んだ絶対怒らせたよね
ジョングク「…俺にはいえないことなの?」
A「言えないっていうか…」
ジョングク「ねぇ!なんで話してくれないの!」
あーあ怒っちゃった
もうこの際話すしかない
A「…大変申し上げにくいのですが…社長の過去について伺いました」
ジョングク「…それがそんなに言えないことだったの?」
A「だって!」
ジョングク「僕が惨めだったから?ふざけるなよ!」
A「そんなんじゃっ…」
ジョングク「もういいよ出て行って」
A「っ!分かりました、すいませんでした私なんかが彼女になって。今日で最後ですお世話になりました。」
ジョングクサイド
俺はついカッとなってひどいことを言った
昔から親がいないことで仲間はずれにされたり
侮辱されてきた
だから正直に言ってくれなくて
Aも俺のことを嫌いになったかと思って
「でてけ」なんて言ってしまった
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作者名:りんごほっぺ | 作成日時:2022年6月12日 15時