｢なんだかヒソカさんの視線が殺意とその他色々混じってる気がしてちょっと嫌だ…｣フェ｢あいつ危険ね、近づかない方がいいよ｣｢あんたがそれ言いますか？｣ ページ2
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無い、と気付いたのは幻影旅団団長クロロ・ルシルフルとの話が始まって数分足らずの時だった。“ただの好奇心”という名の下に始まった実に無意味な会話にも早々に飽きてしまい、手遊びでもしようとポケットの中を探ってみると無い、無い、無い。そこにあるはずのトランプが無い。
「その見た目は面白いな、いや、他の団員にも個性的なのは山ほどいるがその中に入ったとしても埋もれない程度には奇抜だな」
会話というよりは独り言に近いテンポで言葉を並べているクロロ・ルシルフルを見る。立っているその姿でさえ隙の無い彼だが、流石にこの近距離でトランプを取られれば気付くだろう、一体何処で落としたのか。暇で暇でたまらないこの時間を潰すトランプがないのはなんともつまらないもので、ため息をひとつついてから奇術でトランプを出しては消してを繰り返した。
『これじゃなくて、あのトランプがお気に入りだったんだけどなぁ』
大量生産可能のこのトランプよりも綺麗な絵が描かれていて、上質な紙と画材を使ったあのトランプはつい最近知り合いから譲り受けた一級品で、なくしたなんて言ったら、怒るだろうか？
『まぁ、それはそれで面白い、かな♢』
そんなくだらないことを考えながら手の中でトランプを出して、消して、幸いなことに話に夢中なクロロは僕の奇行を咎めることもなかった。僕はお気に入りのトランプをなくしたことに多少気分を害していたが、それも、来るかもしれない友人との決闘を思えば自然と収まった。
それなのに
「ねぇ♡そのトランプ、誰の？」
「あ、あぁ、技術士さん、いえ、暇だったもんで、貴方のぽけっとから…え
っと、拝借を、はい、ごめんなさい」
何故君が持ってるの？
いつ抜き出されたのか全くわからなかった。気を抜いていたわけでは無いのに、全く。どうやって奪った？いつ？そんなことを考えるのも、ましてや口に出すのも馬鹿らしいと思い静かに彼女を見つめた。
「ふーん……♠」
『なんだ。思ったより面白い子じゃないか』
また、新しい玩具が増えた、かな♡
｢ヒソカさんが無視するんです｣フィ｢あぁ、お前うざいもんな｣｢は？｣フィ｢あ……いや、すまん｣→←｢シズクさんちょっとポーカーフェイス過ぎません？｣シ｢ふーん｣｢しかもなんか冷たいですしね！｣
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桜綴(プロフ) - 更新頑張って下さい！応援してます！ (2019年6月11日 22時) (
レス) id: eaaab171d0 (このIDを非表示/違反報告)
亡霊(プロフ) - りゅうびさん» もう過ぎてしまった4月4日…励みになるコメントありがとうございます。更新頑張ります。 (2018年4月7日 20時) (レス) id: 2907f9e25f (このIDを非表示/違反報告)
りゅうび - こんにちは、こんばんわ、お初にお目にかかります。突然ですが、明日クラピカの誕生日ですね、まぁその事は置いといて、私はこの作品が結構好きなので、ちょくちょくこの作品を見に来きています。これからも、更新があると嬉しいです。待っています！ (2018年4月3日 23時) (レス) id: 8a892843d2 (このIDを非表示/違反報告)
亡霊(プロフ) - 青緑さん» 励みになるコメントありがとうございます。頑張って更新します…(*`･ω･)ゞ (2018年3月31日 10時) (レス) id: 2907f9e25f (このIDを非表示/違反報告)
青緑 - 最初から読みました！続きも楽しみにしてます！ (2018年3月30日 19時) (レス) id: 929bb7353e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亡霊 | 作成日時：2018年3月21日 16時
