「噂をすれば！鬼が来る！」フェ「誰が鬼だて？」諺ってあれマジですよ皆さん。 ページ27
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「ところで、なんで観察日記なんて始めたの？」
カラフルなゲーム画面を見つめながらAに問いかける。2人ともコントローラーを握ってはいるが画面セレクトが出来るのは俺のコントローラーだし、フィンクスは酒を買いに出かけたためフィンクスをいじることもできない、となると必然的にAは暇になるわけで、足を上下に揺らしながら画面を凝視している。その態度に、声が届いたのか不安になるが、Aは返事を返してくれた。
「思い出作り、ですかね？」
帰ってきた曖昧な返答は、理由を後付けするようなAらしいと思った。
「思い出って？」
俺が聞くとAはふふんと自慢げに腕を腰に当てた。
「そりゃ、地球には可愛いウサギを虐める鬼のような人種がいるんですよー……っていうのをですね」
そう言って差し出してくるメモ帳には、般若のような顔をした何かが描いてあり、髪型と隣の吹き出しにある「拷問してやるね」の文字でかろうじてそれがフェイタンであると理解し、そして理解すると同時に吹き出した。
「似てるでしょー？フェイタンさんこんな感じですよ、まるで悪魔！鬼！猟奇殺人犯！！」
Aはこれまでにいかにフェイタンに酷い仕打ちをされたかを懸命に語り始める。そこでドアが開いて、フィンクスが帰ってきた。
いや、フィンクスの後ろにもう1人
「それでですね！あの悪魔はその時私を押さえつけて……」
そのもう1人はゆっくりとAに近づいて、ポンと肩に手を置いた。
「悪魔て誰のことか？」
「あっ………」
Aからとめどなく汗が流れてきて、ついには震えだした。フィンクスはそんなことには御構い無しでAからコントローラーを奪い取った。
「覚悟するいいよ！！」
ニタァとした不気味な笑顔とともに、フェイタンが刀を取り出す。
「いやーーーー！！許してください！！あっ！ぎゃあーーーー！！！！」
アジトに、悲痛な叫び声が響いたのを俺は穏やかな目で見ていた。
「口は災いの元……ってね」
諺って侮れないなぁ、と思いつつフィンクスとゲームを開始することにした。
ノ「あのさぁ、心配しちまうからもうちょい痛めつけられてる時静かにしとけよお前」「私が悪いの？！」→←「観察日記は置いといてゲームしましょう！」シャ「観察日記………？」
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亡霊(プロフ) - 帰ってきました！ありがとうございます。 (2018年3月22日 10時) (
レス) id: 2907f9e25f (このIDを非表示/違反報告)
草摩ソラ(プロフ) - おかえりなさい！！合格おめでとうございます！！ (2018年3月22日 1時) (レス) id: 6990e10e49 (このIDを非表示/違反報告)
亡霊(プロフ) - たくさんの応援コメントありがとうございました。続編もよろしくお願いします。 (2018年3月21日 16時) (レス) id: 2907f9e25f (このIDを非表示/違反報告)
ラノ(カラ松ガ〜ル) - 受験頑張ってください！受かるよう祈っております!!あと続編ありがとうございます♪この小説好きです!! (2018年1月12日 16時) (レス) id: dcb510a2f6 (このIDを非表示/違反報告)
フェイタン天使(プロフ) - ぞ、続編だとぉ！！！！ありがとうございます！！！！！！∩(´∀｀∩) ﾜｯｼｮｰｲ ﾜｯｼ ∩( ´∀｀ )∩ ｮｰｲ ﾜｯｼｮｰｲ (∩´∀｀)∩受験ファイトです！ (2017年10月31日 5時) (レス) id: 0471dee109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亡霊 | 作成日時：2017年8月17日 12時
