「いいですか皆さん、黒い＝まずいの式は成り立ちませんよ！」マ「だからそう言ってただろ」 ページ21
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「マチさん、私が間違ってました……これ美味しいです」
黒いイカスミに細長いスパゲティを絡めただけの“イカスミスパゲティ”が、それはそれは美味しい……感動しました。
「だろ？食わず嫌いは良くないよ」
心なしか嬉しそうなマチさんに話しかけられるも、返事する時間すら惜しく感じられ、一心不乱に食べ続けた。
「…………ごちそーさまです！」
地上には美味しいものがたくさんあって、私はとても満足です。と、思いながら皿を直そうと立ち上がると、マチさんに止められる。
「なんですか？」
「耳触らせて」
あー……そういやそんな約束しましたね。
私は椅子に座るマチさんの足元で跪く形になり耳だけをマチさんの方へと向けた。
「………ふわふわしてる」
「でしょ？毎日ケアしてますからね」
えっへんと胸を張ると、そこで部屋のドアが開きクロロさんが顔を覗かせた。
「おいずるいぞ、俺にも触らせろ」
「ちょっと待ってくださいよ、マチさんが先ですよ」
「いや、もういいよ、はい団長次どうぞ」
マチさんが椅子から立ち上がり、入れ替わりでクロロさんがそこに座る。
そしてクロロさんのマチさんより大きな手が私の耳を下から上へと撫でる。
「なかなかだな」
「もっと褒めてください」
「手触りもいいし形も地上の兎のソレよりもいい、色艶も綺麗だ、是非とも切り取って飾っておきたいぐらいだ」
途中まではいいんですけど、最後の一言はダメです！慌てて立ち上がりクロロさんから距離を置くと、どうしたんだ？みたいな目でこちらを見ますけど、原因は全てあなたにあります！！
「最後の一言はなんですか！？」
「？もっと褒めろというから純粋な感想を述べたまでだが？」
純粋な感想？狂気しか感じられませんよ！もうやだこの人達！思考回路が狂ってやがりますよ。
「もういいですよ、私は健康体な兎なのでもう寝ます！」
クロロさんの方を睨み部屋を飛び出し、ベッドへと向かう。
「健康体な兎は酒を浴びるように飲まないし甘いものも食べないと思うぞ」
クロロさんがボソッと言った一言は、私の並外れた聴覚により、しっかりと私の耳に入った。
フェ「記念すべき3人目はワタシよ、泣いて喜ぶがいいね」「泣いて嫌がっていいですか？」→←「黒い＝まずいという式が成り立つと思うんです」マ「成り立たないからね」
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亡霊(プロフ) - 帰ってきました！ありがとうございます。 (2018年3月22日 10時) (
レス) id: 2907f9e25f (このIDを非表示/違反報告)
草摩ソラ(プロフ) - おかえりなさい！！合格おめでとうございます！！ (2018年3月22日 1時) (レス) id: 6990e10e49 (このIDを非表示/違反報告)
亡霊(プロフ) - たくさんの応援コメントありがとうございました。続編もよろしくお願いします。 (2018年3月21日 16時) (レス) id: 2907f9e25f (このIDを非表示/違反報告)
ラノ(カラ松ガ〜ル) - 受験頑張ってください！受かるよう祈っております!!あと続編ありがとうございます♪この小説好きです!! (2018年1月12日 16時) (レス) id: dcb510a2f6 (このIDを非表示/違反報告)
フェイタン天使(プロフ) - ぞ、続編だとぉ！！！！ありがとうございます！！！！！！∩(´∀｀∩) ﾜｯｼｮｰｲ ﾜｯｼ ∩( ´∀｀ )∩ ｮｰｲ ﾜｯｼｮｰｲ (∩´∀｀)∩受験ファイトです！ (2017年10月31日 5時) (レス) id: 0471dee109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亡霊 | 作成日時：2017年8月17日 12時
