なみだぼくろとオオカミ。（黄） (ページ3)

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貴『ほんっと嫌い。』

村上『まぁまぁ、落ち着かんかい。』

貴『なんであんなムカつくことしかいえないんだろ。』

村上『そういうやつやから。笑』

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ほかの女の子にはすごく優しいアイツ。

まぁ、

私が女の子らしくないからそうなのかもしれないけど。

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さすがにたえられないときだってある。

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錦戸『あー…だるいわ。』

貴『…なに？また夜女の子と遊んでたの？』

錦戸『まぁうん。

昨日はあかんかった。下手すぎ。』

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なんでかわからないけどコイツはモテる。

かっこいいやらなんやら。

どこがって感じだけど。

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まぁ、とにかくモテるこいつは夜の遊びが激しい。

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最低なやつ。

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先生『よーし、朝礼はじめんぞー。』

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ガタガタと席に戻る生徒。

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眠そうにうつぶせになる涙ぼくろ野郎。

先生の話きいとけよ。

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先生『あ、そうだ。

錦戸はあとで職員室こいよー』

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すると、いきなりバッと顔をあげて

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錦戸『…はぁ！？』

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と、オオカミは一言吠えた。

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