なみだぼくろとオオカミ。（黄）Part２ (ページ32)

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おまけぇぇぇぇぇページ32

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錦戸『ん。送る。』

貴『え、いいよ。わざわざ。』

錦戸『あほか。外暗いんやから危ないやろ。』

貴『え、今もうそんな時間なの？』

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ばっと部屋の片隅にあったデジタル時計を見ると。

18：13

と書いてあった。

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貴『え。今夏だし外明るいから大丈夫だよ。』

錦戸『…あかん、危ない。』

貴『…いや、家すっごく近いこと忘れてます？

…おーい。？』

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玄関で靴紐をむすんでいるやつに話しかけているのに

まさかの応答なし。

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錦戸『もし不審者とかおったらどうすんねん。』

貴『小学生か。』

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錦戸『…あぁ！もぉ！！一緒におりたいって意味やんか！！

分かれアホ！！！！//』

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急に立ち上がって手を掴まれたかと思ったら

まさかのことを言われたんすけど。

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錦戸『ほらっ、はよいくで！』

貴『まってまって！靴はいてないって！！汗』

錦戸『あぁーっ、はよせぇよ！！』

貴『一緒にいたいって言ったの誰だよ！！』

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…なんで好きになったんだろう、

こんなイラつかせる天才で

我儘なやつを。

…まあ

少なくとも。

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錦戸『ん。ほら。手つないだるから。』

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理由はわからなくても

好きになったのは

まぎれもなく私だ。

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ふぃん