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気付けば屋上。
暑いのか、寒いのかわからない風が私たちを通り過ぎていく。
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錦戸『…もう、ちゃんと、話そう』
貴『…何も言うことなんてないよ』
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静まり返った空気の中に、
次の授業を知らせるチャイムがむなしく鳴り響く。
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錦戸『俺はある』
貴『…なに?』
錦戸『まず』
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錦戸『もう、過去のことは忘れよ。』
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貴『過去ってなに。』
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わかってるよ。
あなたが言いたいことは。
でも、忘れたふり。
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錦戸『章ちゃんとのこと。』
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なのにこいつは、
まっすぐ私を見つめてる。
強い奴。
ほんと。
結局は良い奴。
だって、
私と一緒に戦おうとしてくれてる。
そばにいるからって。
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私の過去と戦おうとしてくれてる。
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作者名:流空 | 作成日時:2014年4月23日 20時