豹変。２ Ryohei.A ページ33
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彼が変貌するまであと少し。
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「り、亮平くん…？」
「ふふ、Aにはこの位言わないと分かんないか」
ニコリと笑う亮平くんはいつもの亮平くん。
さっきの亮平くんは…？目の奥が獣の様に光ってまるで獲物を見つけた様な眼差しだった。
唇に残る体温。
それが夢じゃないと教えてくれる。
「あはは、可愛い」
「だって…」
「だから、俺も色々我慢してんだからねーってこと。」
「う、うん。」
「じゃあ、おやすみ。」
頭の上にぽん、と手を置いて
さっきのキスとは違う優しい触れるだけのキスをして帰っていった。
玄関を開けてお母さんがリビングからおかえりーって声を掛けてきたけれど
適当に返事をして部屋に急いだ。
階段を駆け足でのぼって
部屋に駆け込んだら足の力が抜けた。
ドアがしまった途端するすると座り込んでしまった。
「……っ、」
ドクドク、と耳に届く心臓の音。
さっきの亮平くんが忘れられない。
あの眼とあの言葉。
多分、あれは亮平くんの本心で。
亮平くんの本心を見れて嬉しい反面、
まだ私は亮平くんの知らない部分があるのかな?と不安になった。
我慢、させてしまってるのかな？
それは私が子供だから？
そんな気持ちは亮平くんには届かない。
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いゆ。(プロフ) - いつも読ませていただいてます！Twitterもなくなってて作品なども消してしまうということでしょうか？とぅーかさんの作品すごく大好きなので残してほしいです(T . T) (2020年6月6日 23時) (
レス) id: 445ed91cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とぅーか
| 作成日時：2020年5月20日 21時
