. ページ25
.
二人で二軒目に行く皆から抜け出してホテルに行った。
彼との行為は今まで普通の道を辿ってきた私にとって世界が違った。
「苦しい？」
「苦しいんだ」
「可愛い」
「死 んじゃえよ」
彼のくれる言葉、行為、全てが私を狂わせた。
気を失うように眠った私が目を覚ましたらもう彼は居なくて
その代わりにホテルのメモにIDと
俺のものになってみる？っていう言葉。
私はそのメモを破りとって直ぐに連絡した。もう彼に会えないなんて…
震えた身体の奥底から知らない感情が込み上げてくる。
震える手でIDを追加して"目黒蓮"と表示された画面に嬉しさが込み上げた。
『あはは、早い。合格。』
『あの、』
『Aは今日から俺のモノね』
低い声でそう言い放った。
電話が切れてメッセージで住所が送られてきて。
慌てて服を着てボサボサの髪とボロボロの顔なんて気にせずにタクシーに乗り込んだ。
インターホンを鳴らしたら咥えタバコの彼が出てきて
慌てた様子の私を見てふっ、と笑って可愛いって言うから笑ってみせた。
それから蓮との付き合いが始まった。
付き合う。
彼氏と彼女。
私達は一体どんな関係の言葉をつけるべきなんだろう？
でも、私にはそんなのどうでも良かった。
蓮が居ればそれだけでいい。
蓮がくれる快感さえあればそれだけでいいんだ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 241人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いゆ。(プロフ) - いつも読ませていただいてます！Twitterもなくなってて作品なども消してしまうということでしょうか？とぅーかさんの作品すごく大好きなので残してほしいです(T . T) (2020年6月6日 23時) (
レス) id: 445ed91cab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とぅーか
| 作成日時：2020年5月20日 21時
