111.家族 ページ19
海「も、元大将が…や…。」
ク「あっち行ってろ!!」
海「だァッ!!!」
核心を突く話に、クザン兄はG-5達を追い払う。
G-5達は両手を挙げて遠くへ走っていった。
クザン兄は俺を離すと、雪の上にゆっくりと座った。
ク「俺は俺よ…Aちゃん。」
A「…そうだな。…まァ、アンタのやり方に口は出さねぇよ。…ただ、あんまり心配かけさせんな。」
クザン兄の肩の傷と、少しだけぎこちない左足を見て、俺はそっと呟いた。
ク「…悪ぃ。」
クザン兄は俺の頭に手を乗せると、ワシワシと少し荒めに撫でた。
昔から俺を甘やかす時にやる兄の癖。
A「…子供扱いすんじゃねぇよ…。」
懐かしい感覚に少しだけ昔に思いを馳せる。
その様子を見てクザン兄は優しく微笑むと、ガラにも無く真面目な顔をしてスモーカーに話す。
ク「―とにかくお前等…ドフラミンゴから目を離すな。奴は「七武海」にしてドレスローザの現“国王”…。九蛇の蛇姫とはまた違った極めて異例尽くしの海賊だ。
サカズキに伝えて「大将」達を動かせ。最悪の場合歯車はみるみる食い違い…サカズキの新「海軍本部」始まって以来のドデケェ山になる。」
ス「!!?…。」
ク「忠告したぞ。それと、“アイ”。」
A「…っ!?」
ク「…ドフラミンゴにはその素顔、絶対に見せるなよ。」
A「…兄ぃ…?」
立ち上がり、いつになく真剣な表情のクザン兄。俺の本当の名前を呼んだのに、どんな理由があるか分らないが、そこには確かに何かを伝えている。
ク「おい!!お前等ァ!!!俺に会った事とコイツの正体の事は…。…。えーと…アレだ…。…。何だ…。―忘れた。もういいや。」
海全�『アンタに会ったのとそいつの正体内緒にするよ!!!』
A「…。；」
またいつもの緩い感じに戻ったクザン兄は、海で寝ていたペンギンの頭に乗った。
そして俺を手招きした。
ク「麦わらの船まで送ってくよ、Aちゃん。」
A「いや、俺は別に一人でも…。」
ク「いいから。久しぶりに家族二人で話でもしながら海を渡ろうや。」
A「…。」
半ば強引にペンギンの頭の上に乗せられ、俺はパンクハザードを後にした。
ローのビブルカードを手の上に乗せ、今ルフィ達がどの方角に居るのかを確かめる。
クザン兄はその方向に向かうようペンギンに指示すると、口を開いた。
ク「Aちゃん、好きな奴でもいるのか?」
A「…!!?な、何をいきなり…。//」
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ロー様大好き - 分んねぇじゃなくて、分かんねぇじゃね？ (2017年3月12日 18時) (
レス) id: 2288a0f58b (このIDを非表示/違反報告)
元祖饅頭(プロフ) - 竹半loveさん» 分かります(*´▽｀*) (2015年11月14日 20時) (レス) id: f80566ab05 (このIDを非表示/違反報告)
竹半love(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます(´∇｀)ロー様、イケメンですよね。(*´∀｀) (2014年9月9日 21時) (レス) id: ede37c7eae (このIDを非表示/違反報告)
みかん - ローが大好きなので楽しく読めましたよ!更新応援しています (2014年9月9日 21時) (レス) id: 35446419a5 (このIDを非表示/違反報告)
竹半love(プロフ) - けいおんさん» はじめまして。(*´∀｀)ありがとうございます(´∇｀)頑張ります。 (2014年9月9日 21時) (レス) id: ede37c7eae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竹半love | 作成日時：2014年7月15日 23時
