104.恐怖 ページ12
俺は隠しておいた妖刀を取り出し、炎とマグマを纏わせた。
A「初めまして。俺はハートの海賊団クルー“絶望の暗殺者”A・ディセスポア。稀少種、マネマネの実の能力者だ。悪いがこのマリモ君は
ゾ「おい。お前俺をナメてんのか!!」
A「おー、よく分ったなマリモ君。」
ゾ「…。(イラ」
わー、怒った。でも事実、彼は俺よりも実力が劣る。
モ「…今迄秘密にしてきた事全部、そんなに軽々しく話してもいいの?」
A「あァ、これから死ぬ奴に話したって、害は無いからな。」
モ「…随分と余裕じゃない…。あなたに本当に人を殺せるかしら?」
A「…試してみるか?(ニヤリ」
ボウッと勢いを増す炎で、俺の周りの雪は溶け始める。
俺は炎を纏わせたその刀を、彼女に向けて軽く振った。
モ「…ッ!!!?」
激痛に歪む彼女の顔。
彼女の肩はパックリと割れ、その傷口からは溶けた雪がポタポタと滴り落ちていた。
A「…俺がその気になれば、いつだってアンタを斬れる。事実、あえて炎の方で斬った。それも覇気を纏わせずに。じゃァこっちで斬ったら?」
俺はもう一つの、マグマを纏わせた方の刀を彼女に見せる。
モ「…ッ…!」
ポタリと雪の上に落ちたマグマは、瞬時に周りの雪をその熱で溶かし、ビスケットルームの床に穴を開けた。
A「本当は斬る必要もないんだ。この手でその身体を溶かす事も出来るが、この建物に被害が及ぶ。…時間もないし、退くか死ぬか、決めろ。」
モ「…ぁ…ぁぁ…。」
死への恐怖からか、彼女の足は竦み、返事を返そうにもうまく言葉を出せないらしい。
恐怖に歪んだその顔は、雪女にぴったりの青白さだ。
A「…。…情けねぇ…。所詮アンタも“弱者”か。自分の主を守るなら、命位捨てて見せろ。」
俺は半ば呆れ、能力を解いた刀で4分の1に斬り刻んだ。
A「行くぞ、マリモ。」
ゾ「トドメ刺さなくていいのか?」
A「…俺は“死の外科医”のクルーだ。医者の船に乗っている限り、無暗に人を殺したりはしねぇよ。…特に弱者はな。」
モ「…ハァ…ハァ…バカに…シテる…!!!ハァ…ハァ…逃が…さない…!!」
恐怖で体を上手くくっ付けられないまま、それでも尚力を振り絞って挑むモネ。
ヴ(A「…その勇気に敬意を表そう、モネ。」
俺はヴェルゴの姿をマネし、指銃で彼女にトドメを刺した。
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ロー様大好き - 分んねぇじゃなくて、分かんねぇじゃね？ (2017年3月12日 18時) (
レス) id: 2288a0f58b (このIDを非表示/違反報告)
元祖饅頭(プロフ) - 竹半loveさん» 分かります(*´▽｀*) (2015年11月14日 20時) (レス) id: f80566ab05 (このIDを非表示/違反報告)
竹半love(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます(´∇｀)ロー様、イケメンですよね。(*´∀｀) (2014年9月9日 21時) (レス) id: ede37c7eae (このIDを非表示/違反報告)
みかん - ローが大好きなので楽しく読めましたよ!更新応援しています (2014年9月9日 21時) (レス) id: 35446419a5 (このIDを非表示/違反報告)
竹半love(プロフ) - けいおんさん» はじめまして。(*´∀｀)ありがとうございます(´∇｀)頑張ります。 (2014年9月9日 21時) (レス) id: ede37c7eae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竹半love | 作成日時：2014年7月15日 23時
