【歌い手】ずっと信じてたのに……

傷 ページ7

遥side

まさか。またあいつがやってくるなんて。
どうして？どれだけ私を苦しめたらすむの？

『痛っ･･･』

気がついたら、私はカッターを握っていた。

『また切っちゃった･･･ずっと切らなくて済んでたのに･･･誰かに見つかる前に、片付けなきゃね。』

『ふぅ。手当は終わったね。･･･後はこの血をどうにかしなくちゃ･･･大きなタオルないかな？したに見に行ってみよう。』

トントントン。

『タオルは･･･っと。あったあった。』

まふ「遥？大きなタオル持って･･･どうしたの？」

『･･･お茶こぼしちゃって。だから、拭こうと思って！』

まふ「あはは。遥はドジだな〜。手伝おうか？」

『ううん。大丈夫！ありがとね！』

まふ「遥なら言うと思ったw頑張ってね。」

『うんっ！』

浦「(遥･･･？)まふ、あいつの服、なんか付いてなかったか？」

まふ「そうですか？何もついてなかったと思いますけど･･･」

浦「なんか赤いのが･･･っ！まさかアイツっ！
おい、まふ！お前も来い！」

まふ「は、はい！」

ドンドン！

浦「遥！」

『っ！！何で！？』

まふ「うらたん、どういうこと！？」

浦「遥、腕見せろ。」

『っ、はぁ。やっぱりうらたんはなんでもお見通しだね。』

スッ。

浦「･･･。遥、一緒に降りてこい。」

『嫌だ。私は行かない。うらたんから【美梨以外の】みんなに話しておいて。』

浦「･･･分かった。」

リビングー。

浦「みんな、ちょっと集まってくれ。」

96「美梨お風呂入ってるよー？」

浦「それでいいんだよ。･･･集まったな。
みんなに聞いてほしいことがある。
今日、今部屋に行ったら、遥が、腕を切ってた。」

96･坂「･･･え？」

セ･志麻「っ！？」

そ･まふ「始まったか。/始まりましたか。」

luz「･･･ｺｸﾝ。」

浦「原因は分からないけど･･･多分美梨だと思う。
あいつが来てから、遥の様子が変だったのには、みんな気づいてるよな？」

全員 (ｺｸﾝ。)

浦「それだけ言っとこうと思ってな。みんなもよく見ておいてくれ。」

そ「うらたん、ありがとう。一番年上の俺がしっかりしてなきゃいけないのに･･･。
みんなも、遥のこと、よく見ておいてくれ。」

全員「分かった。」

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次から姉妹の会話があります。by作者

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