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ーAsideー
「渚くん」
後ろを歩いていた業が何かを思い出したように小走りしてきた。
「この前すごかったらしいじゃん。見ときゃよかった。渚くんの暗殺」
渚は照れ笑いをする。
「で、Aはどう言う経緯で連れていかれたわけ？」
『腕掴まれて、担がれて、連れていかれた』
「…ん？それは方法でしょ？経緯を話してよ」
経緯？今のって経緯じゃなかった？
『ん〜』
暑すぎて頭が爆発しそう。頭から湯気出てないかな…。ほぼ無意識で頭を触り確認する。
「業くん、Aショート起こしそうだからやめてあげて」
「ははwたしかに。もういいよ」
『うー』
頭が回らなくなってきた。
「ヌルフフフ。さぁ、着きましたよ！ご覧あれ！！」
草をかき分けると目の前に広がったのは原っぱ。ではなくて
『プール！？』
「「わぁああ！！！」」
「先生特製のE組専用プールです！」
みんなは歓声をあげてプールに飛び込んでいく。
私も上に羽織っていたものを脱ぎ捨て、同じようにプールに飛び込んだ。
泳ぎながら桃花を探す。
「Aー！！こっちこっち！」
桃花はタコ先生の頭にそっくりなビーチボールを片手に手を振ってくれた。
「バレーしよ！」
『うん！』
桃花の他には陽菜乃と凛香がいた。4人で円を作ってパスを続ける。
「ほい！A！」
『はい！凛香！！』
「はい、矢田さん」
「はいはーい！！陽菜乃！！」
「わわっ！」
パスを受けようと後ろに下がった陽菜乃はバランスを崩して後ろに倒れた。
そのまま水中に入ってしまった陽菜乃は鼻を抑えながら顔を出す。
「ぶはっ！？鼻に入った！！」
「『ははははは！！』」
最初は「笑わないで！」と抗議していた陽菜乃も面白くなってきたのかケタケタと笑い出す。
(ピッピッピー！！)
突然聞こえた笛の音に思わず耳を塞ぐ。
「杉野くん！プールサイドを走ってはいけません！！転んだら危ないですよ！？」
「あぁ、す、…すみません」
(ピー！！)
「原さんに中村さん！潜水遊びはほどほどに！！長く潜っていると溺れたかと心配します！」
(ピッ！！)
「岡島くんのカメラも没収！」
(ピッ！！)
「狭間さんも本ばかり読んでないで泳ぎなさい！！」
なかなか鳴り止まない笛の音。
(ピーピーピーピピーピーピピーピー)
こ、小うるせぇ。
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mh - いつもクオリティの高いお話をありがとうございます！応援しています‼ (2022年2月23日 1時) (
レス) id: 6608c57345 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - ミライアルさん» ありがとうございます！更新ペース上げられるよう頑張りますね！！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
ミライアル(プロフ) - うぉー！なんか続きがめっちゃくちゃ楽しみっす！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年4月20日 13時) (レス) id: b0af308e1c (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - 名倉さん» ありがとうございます！！よかったです！倒れない程度に頑張ります！！ (2019年4月3日 1時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
名倉 - 第5弾おめでとうございます！ すごく面白かったです（＾_＾） 更新、無理しない程度に頑張ってください！ (2019年4月2日 23時) (レス) id: 4b077ed0aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2019年3月24日 23時
