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ーAsideー
「よう、烏間」
「鷹岡…」
烏間の隣には縦も横もでかい人間が立っていた。
「今日から烏間の補佐をしてここで働く事になった。鷹岡
E組のみんな！！」
歯を出して笑う鷹岡。一見いい人そうに見えるが、そう言う人ほど裏がある。
これって偏見？
鷹岡は下に降りてくると、ブルーシートの上にスイーツを並べた。
「な、なんだ…？」
「ケ、ケーキ…？」
「ラヘルメスのエクレアまで！！」
「いいんですか！？こんな高そうなの…！！」
磯貝は目を丸くして震えている。
鷹岡の周りに集まるみんな。
私はとてもじゃないけど近づきたくなかった。
「おう！食え食え。俺の財布を食うつもりで遠慮なくな！」
「よくこんな甘いもののブランド知ってますね」
桃花が不思議そうに尋ねる。
成人男性がスイーツなんて珍しいからかな。
あんていくでもスイーツを食べているのは大体女性だし。
「ま、ぶっちゃけラブなんだよ。砂糖がよ(てへぺろ)」
い、痛い。成人男性が、しかも先生がてへぺろなんて……。
鳥肌が立った。
「でかい図体してかわいいな…」
『はっ！？』
思わず出てしまった声。
鷹岡は私に気付いたようでエクレアを差し出しながら手招きをした。
「一緒にエクレア食べようぜ！！
あ、エクレアじゃなくてもいいんだぜ？ここにあるものなら何でもだ。
遠慮なしに食ってくれて構わない。好きだろ？甘いもの」
『今ダイエット中なので遠慮しておきます』
「そうかぁ。せっかくなのに残念だなぁ」
鷹岡は手に持っていたエクレアを自分の口に入れた。
「明日の体育の授業は鷹岡先生が？」
「おう！政府からの要請でな。烏間の負担を減らすために…」
鷹岡の隣でよだれを垂らすタコ先生。ピンク色に変色していた。
「おぉ！あんたが殺せんせーか！食え食え！」
「にゅ！」
「まぁいずれ殺すけどな。わははは！！」
テンション高い…ついていけない。
「同僚なのに烏間先生と随分違うスね」
木村が烏間と鷹岡の違いを指摘する。誰が見てもわかるほど2人は違う。真逆だ。
「なんか近所の父ちゃんみたいですよ」
「いいじゃねぇか父ちゃんで！同じ教室にいるからには俺たち家族みたいなもんだろ？」
莉桜と三村の肩を組みがははと笑う鷹岡。みんな家族ごっこ大好きかよ。
でもこいつもイトナと一緒。私はこいつの子供になんてなりたくない。
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mh - いつもクオリティの高いお話をありがとうございます！応援しています‼ (2022年2月23日 1時) (
レス) id: 6608c57345 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - ミライアルさん» ありがとうございます！更新ペース上げられるよう頑張りますね！！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
ミライアル(プロフ) - うぉー！なんか続きがめっちゃくちゃ楽しみっす！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年4月20日 13時) (レス) id: b0af308e1c (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - 名倉さん» ありがとうございます！！よかったです！倒れない程度に頑張ります！！ (2019年4月3日 1時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
名倉 - 第5弾おめでとうございます！ すごく面白かったです（＾_＾） 更新、無理しない程度に頑張ってください！ (2019年4月2日 23時) (レス) id: 4b077ed0aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2019年3月24日 23時
