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ーAsideー
先生も止めてくれないしやるしかないのかな。
赫眼にしちゃったしもう逃げ場ないよね。
「東雲さんにはいったいいくらの懸賞金が…？」
「そうですなぁ。ざっと4000億円程」
「4000億円！？」
「そんな金どっから出るんだよ…」
「殺せんせーが300億円だから合計すると4300億円…」
タコ先生より高額だなんて意外。
私タコ先生よりやばいってこと？
それはそれでなんか嫌だな……。
「お互い手加減は無しだ、姉さん」
『その姉さんってのやめてくれない？』
「なぜだ。お前は俺の姉だろ」
こいつ…。
『私家族ごっこって好きだけどあんたとはしたくないの』
何言い争ってるんだろう。あほらしい。
『もういい。早く再開しよ』
そして早く終わらせて早くここから逃げるの。
きっと私が喰種だって知って私のこと嫌いになった人がいるから、逃げて学校やめて…
もうこのクラスの誰とも関わらないようにするの。それが最善策だから。
「ああ。望むところだ」
『…殺せんせー。お願いだから邪魔しないでくださいね』
「にゅ…」
今度は誰の合図も必要ない。お互いがタイミングを見計らって始める。
睨み合って、警戒しあって、そしてきっと、お互い少し興奮してる。
初めて自分を殺せるかもしれない相手に出会ったから。
もうどうにでもなれ。と、走り出した。
ー
「ストップです東雲さん！！殺してはいけません！！」
タコ先生の声で手が止まる。
私の下でもがき苦しんでいるイトナ。弱々しかった。
触手は溶け、無残な姿でグラウンドに転がっている。
何も言わずに佇んでいるシロ、冷や汗を垂らしているタコ先生。口を開けているみんな。
イトナの首から手を離した。
「げっほ、げほっ！！！」
イトナは私を突き飛ばしてから激しく咳き込む。
罪悪感も何もない。ただ、目の前のみんなに見られているのが怖かった。
「っ、負けたほうが死亡だと言ったはずだ」
『……殺せない』
「喰種の
私はイトナを一発殴った。
弱り切っているイトナは避ける気力もないようでもろにくらった。
『人を殺せずに生きていけるならとっくにそうしてる』
「…」
イトナの目はまだ爛々としていた。
『私を殺したいなら私を殺せばいい。だけど全力で抵抗する。だってまだ、死にたくない…』
喉がキュッと締まり、視界がぼやける。
『イトナは…死にたいの…？』
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eye(プロフ) - よつぎさん» ありがとうございます！ウタさんいいですよね！！頑張ります！ (2019年3月24日 0時) (
レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
よつぎ(プロフ) - とっても面白いです！！私ウタさん大好きなので本当にはまっちゃいました！これからも更新楽しみに待っています！！頑張って下さい！！ (2019年3月23日 21時) (レス) id: 1767016ec7 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - みっこさん» ああありがとうございます！！！嬉しい限りです！戦闘シーンってどう書いたらいいのかわからず毎回更新詰まってます…。申し訳ないです！できる限り頑張って更新しますのでお待ちくださると嬉しいです！！ (2019年3月22日 1時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
みっこ - この小説気に入っていて何時も見直して更新楽しみにしています！少しずつ更新頑張って下さい！ (2019年3月21日 22時) (レス) id: f38aff3a8c (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - 東條うたさん» ありがとうございます！すっごく嬉しいです！！そうですね！健康第一(？)なので無理しすぎない程度で頑張っていけたらなと思います！ (2019年3月13日 14時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2019年2月22日 0時
