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ーAsideー
なんかまた面倒臭いのが来やがった。と、誰かの心の声が聞こえた気がする。
「堀部イトナだ。名前で呼んであげてください」
白づくめの保護者と、話が読めない転校生。
さっき誰かが言ったようにすごくすごく面倒くさそうだけど、それ以上にワクワクする。
「ねぇ、イトナ君。ちょっと気になったんだけど」
早速業がイトナに話しかけた。
業って警戒心ないのかな。
「今手ぶらで外から入ってきたよね。
外どしゃ降りの雨なのに、なんでイトナ君…一滴りとも濡れてないの？」
イトナはゆっくり業と顔を合わせる。
そして勢いよく立ち上がった。
業の前に立ちはだかる。業はなんだという顔をしていた。
「お前は多分このクラスで強いほうだ。けど、安心しろ。俺より弱いから。俺はお前を殺さない」
イトナは業の頭を撫でた。業は嫌がりもせずされるがままになっている。
「俺が殺したいと思うのは、俺より強いかもしれないというやつだけ」
イトナはタコ先生の方に向かって歩き出す。
「この教室では殺せんせー。それから…お前だけだ」
『……あ、私？』
イトナの人差し指は完璧に私を指している。
まずい。今喰種だってバラされたらたまったもんじゃない。
「え？A？」
「東雲が業より強いって？ないない」
呆れているみんなに少し安堵感を覚える。
「強い弱いとは喧嘩のことですか？イトナ君。力比べでは先生と同じ次元に立てませんよ？」
「立てるさ。だって俺たち、血を分けた兄弟なんだから」
「「き、兄弟！？！？」」
「…お前、今から俺と勝負しろ」
イトナは私に歩み寄ってくる。
私は席に座ったままイトナの顔をまじまじと見てやった。
目が完全に逝ってる。
顔のパーツは1ミリたりともタコ先生と似てない。
似ているのは匂いだけ…か。
胸ぐらを掴まれ無理やり立たされる。
「イトナ！」
「イトナ君！！」
シロの怒鳴り声とタコ先生の焦り声は耳に届いていないようだ。
「女子の胸ぐら掴むってどうなの？しかも初対面でしょ？」
業が後ろから口を出す。
「初対面だろうが関係ない。
それにこいつも俺たちと同じようなもの。姉弟と言ってもいいくらいだ」
「え！？そこも血繋がってるの！？」
『流石にそれは勘弁。そしたら私と殺せんせーも兄妹ってことになっちゃうじゃん』
「何か問題があるのか」
『逆に問題しかないよ。ていうかそろそろ手、離して』
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eye(プロフ) - よつぎさん» ありがとうございます！ウタさんいいですよね！！頑張ります！ (2019年3月24日 0時) (
レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
よつぎ(プロフ) - とっても面白いです！！私ウタさん大好きなので本当にはまっちゃいました！これからも更新楽しみに待っています！！頑張って下さい！！ (2019年3月23日 21時) (レス) id: 1767016ec7 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - みっこさん» ああありがとうございます！！！嬉しい限りです！戦闘シーンってどう書いたらいいのかわからず毎回更新詰まってます…。申し訳ないです！できる限り頑張って更新しますのでお待ちくださると嬉しいです！！ (2019年3月22日 1時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
みっこ - この小説気に入っていて何時も見直して更新楽しみにしています！少しずつ更新頑張って下さい！ (2019年3月21日 22時) (レス) id: f38aff3a8c (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - 東條うたさん» ありがとうございます！すっごく嬉しいです！！そうですね！健康第一(？)なので無理しすぎない程度で頑張っていけたらなと思います！ (2019年3月13日 14時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2019年2月22日 0時
