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ーAsideー
集団をにらんでいた業が私に視線を向ける。
『…何？』
言いたいことは何と無くわかってたけど、自分から言いたくはなかったのであえて問いかけてみた。
「なんでも」
業も自分から聞く気はないらしい。この件について話すのはやめよう。
私は聴覚に集中するのをやめた。
「難しそうな顔してるねぇ」
『難しいからね』
この問題は特に。きっと永遠に解決しない。
業は何も言わず頭の後ろで腕を組んだ。
喰種が絶滅。私は悪くないと思っている。
白鳩に殺されるのは癪だから自然絶滅がいいけど。
『そういえば』
教室に入ってからずっと気になっていたことがある。
『業と寺坂の間に机なんて置いてあったっけ』
「転校生来るらしいよ」
『また！？』
このクラス転校生多くないか？
「多分暗殺者か何かだろうね」
『ああ。タコ先生殺すため？』
「それ以外何があるわけ？」
『いやー。必死だなって思って』
「そりゃあね。地球がなくなれば俺ら死ぬしかないじゃん」
『別によくない？そしたら何も悩まなくて済むし』
「えー俺は生きたいよ」
生きたい。か…。
そんなこと思ったこともないな。
立て付けの悪いドアが音を立てて開く。
『え？』
タコ先生の顔はパンパンに膨れ上がり、満月のようになっていた。
「殺せんせー。33%ほど巨大化した頭部についてご説明を」
律が冷静に言い放つ。
「あー、水分を吸ってふやけました。湿度が高いので」
なにその仕組み………。
タコ先生は右の頬を絞り、水分を体外へ出した。
え、だからなにその仕組み………。
「ふぅ。えー、皆さん。転校生が来ることは烏間先生から聞いていますね」
「うん、まぁ。ぶっちゃけ殺し屋だろうね」
「律さんの時は甘く見て痛い目にあいましたからね。先生は今回も油断しませんよ」
律はなぜか嬉しそうに笑った。
私のことは言わないでいてくれるんだ。
「いずれにせよ、皆さんに仲間が増えるのは嬉しいことです」
「そういや律。あんたなんか聞いてないの？同じ転校生暗殺者として」
「はい。少しだけ。初期設定では私と「彼」の同時投入の予定でした。
私が遠距離射撃。「彼」が肉迫攻撃。連携して殺せんせーを追い詰める…と」
『なんで同時投入されなかったの？』
すごく良さそうな案なのに。
「残念ながら、２つの理由でキャンセルされてしまったのです」
『２つの理由？』
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eye(プロフ) - よつぎさん» ありがとうございます！ウタさんいいですよね！！頑張ります！ (2019年3月24日 0時) (
レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
よつぎ(プロフ) - とっても面白いです！！私ウタさん大好きなので本当にはまっちゃいました！これからも更新楽しみに待っています！！頑張って下さい！！ (2019年3月23日 21時) (レス) id: 1767016ec7 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - みっこさん» ああありがとうございます！！！嬉しい限りです！戦闘シーンってどう書いたらいいのかわからず毎回更新詰まってます…。申し訳ないです！できる限り頑張って更新しますのでお待ちくださると嬉しいです！！ (2019年3月22日 1時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
みっこ - この小説気に入っていて何時も見直して更新楽しみにしています！少しずつ更新頑張って下さい！ (2019年3月21日 22時) (レス) id: f38aff3a8c (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - 東條うたさん» ありがとうございます！すっごく嬉しいです！！そうですね！健康第一(？)なので無理しすぎない程度で頑張っていけたらなと思います！ (2019年3月13日 14時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2019年2月22日 0時
