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ーAsideー
オスゴリラは顔をひきつらせる。
「いい度胸してんなぁ、東雲 A」
『フルネームで呼ばないで。気持ち悪い』
「あぁ！？」
固く握った拳を飛ばす。が、磯貝に阻止されてしまった。
「やめろって！！」
磯貝は私の腕を掴んで離さない。
もちろん簡単に振りほどけるが、なんだか今の状況がカオスで少し楽しいので捕まったままおとなしくしてみた。
直後、頭に衝撃が来る。
『だっ！？』
「いい加減にしなよ」
振り返るとあの辞sy……しおりを持った業が鬼の形相をして立っていて。
「寺坂もこんなくそブス相手にサカってんなよ」
「サカってねーよ！！！」
オスゴリラは顔を真っ赤にして叫ぶ。
「早く部屋戻りな。もう全員の名前聞いたんだから用ないでしょ？」
『……おじゃましました』
これからだったのに…。と言う文句は心の中にしまう。
オスゴリラを睨むも、あいつはそっぽを向いていたので無意味だった。
襖を閉めようとすると何かがつっかえる。
「俺も外行く」
締めかけた襖は業によって再び開かれた。
2人で男子部屋を出る。もちろん私は女子部屋に向かうわけだが…
『なんでついて来るの？』
「だめ？」
答えになってないし…。
『何か言いたいことでもあるわけ？』
「無い」
『じゃあ私から一ついい？』
「何？」
『さっきくそブスって言ったの一生根に持つね』
とびっきりの笑顔でバッドジェスチャーをしてみる。
業は「こっわー」と棒読みをして頭の後ろで手を組んだ。余裕そうな笑み。
『じゃ、おやすみ』
女子部屋に入り襖を閉めた。今度こそ完全に閉めた。
「あ！おかえり、A」
『ただいま』
すでに寝ている人もいる中で、起きている人たちは女子トークに花を咲かせているようだ。
「何かが残念なんだよね！本当にもったいない！」
「そうなんだよね〜。色々おしい」
会話についていけそうもないし、いくきもない。
とりあえずマスクをカバンに戻す。布団に倒れこむと、カエデにつむじを押された。
「どこ行ってたの？」
『…男子部屋』
部屋が一気に静かになる。なんだと思い枕から顔を上げると莉桜が硬直していた。
桃花は口に手を当ててどこか嬉しそうだ。
『…ん？』
「…ん？じゃないよ！！え！？なんで男子部屋？」
『名前覚えたくて』
莉桜は呆れたのか、額を手で押さえてしまった。
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eye(プロフ) - よつぎさん» ありがとうございます！ウタさんいいですよね！！頑張ります！ (2019年3月24日 0時) (
レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
よつぎ(プロフ) - とっても面白いです！！私ウタさん大好きなので本当にはまっちゃいました！これからも更新楽しみに待っています！！頑張って下さい！！ (2019年3月23日 21時) (レス) id: 1767016ec7 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - みっこさん» ああありがとうございます！！！嬉しい限りです！戦闘シーンってどう書いたらいいのかわからず毎回更新詰まってます…。申し訳ないです！できる限り頑張って更新しますのでお待ちくださると嬉しいです！！ (2019年3月22日 1時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
みっこ - この小説気に入っていて何時も見直して更新楽しみにしています！少しずつ更新頑張って下さい！ (2019年3月21日 22時) (レス) id: f38aff3a8c (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - 東條うたさん» ありがとうございます！すっごく嬉しいです！！そうですね！健康第一(？)なので無理しすぎない程度で頑張っていけたらなと思います！ (2019年3月13日 14時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2019年2月22日 0時
