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ーAsideー
授業後業に話を聞く。どうやら律は単独での暗殺を控えることにしたらしい。タコ先生曰く、”殺意”を軽減させたわけではないとのこと。
『殺意を軽減させてないなら、なんで急に射撃しなくなったの？』
「さぁね。協調の大切さを学んだとかなんとか言ってたけど」
『協調の大切さ…』
私は律が嫌い。その理由が今はっきりとわかった。私と似てるからだ。
無意識のうちに力を入れていた拳を緩める。手を開くと爪の跡がくっきり残っていた。
「A！次体育だよ。更衣室行こ！」
カエデに声をかけられ、反射的に手を隠す。
『うん』
椅子を引かずに立ち上がると、バランスを崩した椅子が派手な音を立てて後ろに倒れる。
「大丈夫！？」
『ごめん。平気。大丈夫…』
椅子を起こし、体操着を持つ。
「具合悪かったら言ってね」
『うん』
カエデの後をついて更衣室に向かう。
授業前の更衣室の匂いはまだマシで、お腹の傷さえ隠すことができればなんの問題もない。
いつものようにみんなに背を向けて着替えを済ませ、グラウンドに出る。
今日は風が強く、砂埃が舞っていた。
「あれ当たると痛いよね」
『そうなの？』
「うん。防ぎようがないから我慢するしかないけど」
整列をして先生を待つ。その間も砂埃は舞っていた。急ぎ足でやってきた烏間。
「号令」
一声かけると日直が号令をかける。
「気をつけ。お願いします」
「「お願いします」」
最初のお願いします。最後のありがとうございました。
これは授業を行ってくれる先生や、授業時に使用する場所に対しての敬意を示しているとお姉ちゃんに教わった。
「今日はペアを組んで活動をする。自由にペアを組んで個々で活動を開始するように」
「「はい」」
それぞれがペアを組んで準備体操を始める。
カエデが寄ってきて私に声をかけようとした時、反対側から烏間に声をかけられる。
「東雲さんは最初の5分を使い、俺と前回の復習をしよう。その後はどこかのペアに混じって一緒に特訓に励むように」
『はい』
「じゃあ烏間先生とのやつ終わったら一緒にやろ！」
『うん。ありがとう』
背を向けて歩き出した烏間を追いかけ、みんなから少し離れた場所まで移動する。
「では早速始めよう。まずはナイフを使って俺を殺せ」
“殺す”というワードに口角が上がる。今一番消したい表情がこれ。
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eye(プロフ) - よつぎさん» ありがとうございます！ウタさんいいですよね！！頑張ります！ (2019年3月24日 0時) (
レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
よつぎ(プロフ) - とっても面白いです！！私ウタさん大好きなので本当にはまっちゃいました！これからも更新楽しみに待っています！！頑張って下さい！！ (2019年3月23日 21時) (レス) id: 1767016ec7 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - みっこさん» ああありがとうございます！！！嬉しい限りです！戦闘シーンってどう書いたらいいのかわからず毎回更新詰まってます…。申し訳ないです！できる限り頑張って更新しますのでお待ちくださると嬉しいです！！ (2019年3月22日 1時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
みっこ - この小説気に入っていて何時も見直して更新楽しみにしています！少しずつ更新頑張って下さい！ (2019年3月21日 22時) (レス) id: f38aff3a8c (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - 東條うたさん» ありがとうございます！すっごく嬉しいです！！そうですね！健康第一(？)なので無理しすぎない程度で頑張っていけたらなと思います！ (2019年3月13日 14時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2019年2月22日 0時
