153・ ページ3
ーAsideー
「おっけー。じゃあ業からだな」
「…赤羽業」
「磯貝悠馬」
「俺は岡島大河だ！へへっ」
岡島は得意げ(？)に鼻の下をこすった。
「木村、正義」
「潮田渚」
「菅谷創介」
「杉野友人」
「竹林孝太郎」
「千葉龍之介」
ここで途切れる。でもまだ名前を聞いていない人が…。
『次は？』
「あー、こいつが寺坂竜馬」
明るい髪色が親指でオスゴリラを指す。
こいつ私のこと嫌いそうだしな。関わりたくないのか。
「んで、俺が前原陽斗」
「三村航輝」
「村松拓哉」
「吉田大成。俺で最後だ」
『ありがとう』
「名前くらい言えよな、寺坂」
前原が呆れたように言う。
「うるせぇ。俺はこいつと関わる気なんてさらさらねぇんだよ」
誰とも目を合わせずに吐き捨てた。
「お前！女子相手に失礼だぞ！！」
『いいよ前原。大丈夫』
「…だいたいお前ら、さっきまで喰種だのなんだの騒いでたじゃねーか」
「いい加減にしろよ」
『ちょっと、喧嘩しないで！』
「は？事の発端はてめぇだろうが！！」
オスゴリラは私に噛み付くように怒鳴る。
耳がキンキンする。今耳塞いだらヒートアップするんだろうな。
それは面倒なので我慢することにした。
「つうかお前何しに来たんだよ。誰の許可とって入って来たんだ。渚か！？業か！？」
今度は渚と業を睨みつける。
『誰の許可もとってない。勝手に入った』
これは事実。
「じゃあ俺も許可なく女子部屋入っていいのかよ」
『はぁ？知らないよ。そんなのあんたの勝手でしょ？』
「まぁ落ちつけよ2人とも」
「うるせえ！！関係ないやつは入ってくんな」
オスゴリラは立ち上がると私に近づいてくる。大きな足音は私を威嚇しているようだった。
オスゴリラが私の胸ぐらを掴もうとした瞬間、目の前に何かが飛び出してくる。
渚だ。
「ちょっと待って！…僕が悪いんだ。僕が、ちゃんと止めなかったから」
渚は怯えていた。
冷や汗をかき、目が泳いでいる。
それでも私を守ろうと必死に…
みたい。
……ん？今何を？
「じゃあ代わりにお前を殴るぜ？」
オスゴリラは口角を上げ、気持ち悪い笑みを浮かべた。
『どいて渚』
私は渚を押しのける。
『何あんた。私のこと殴りたかったの？』
「あ？」
『いいよ。こっちも全力でやり返すけどね』
人間をぶっ飛ばすくらい余裕だ。と、ドヤ顔をしてやった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 201人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
eye(プロフ) - よつぎさん» ありがとうございます！ウタさんいいですよね！！頑張ります！ (2019年3月24日 0時) (
レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
よつぎ(プロフ) - とっても面白いです！！私ウタさん大好きなので本当にはまっちゃいました！これからも更新楽しみに待っています！！頑張って下さい！！ (2019年3月23日 21時) (レス) id: 1767016ec7 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - みっこさん» ああありがとうございます！！！嬉しい限りです！戦闘シーンってどう書いたらいいのかわからず毎回更新詰まってます…。申し訳ないです！できる限り頑張って更新しますのでお待ちくださると嬉しいです！！ (2019年3月22日 1時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
みっこ - この小説気に入っていて何時も見直して更新楽しみにしています！少しずつ更新頑張って下さい！ (2019年3月21日 22時) (レス) id: f38aff3a8c (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - 東條うたさん» ありがとうございます！すっごく嬉しいです！！そうですね！健康第一(？)なので無理しすぎない程度で頑張っていけたらなと思います！ (2019年3月13日 14時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：eye | 作成日時：2019年2月22日 0時
