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ーAsideー
『話はそれだけ？』
そう聞いたのは本題がこれではないとわかっていたから。でもお姉ちゃんは困ったように笑い、「うん」と言った。
『…そう。じゃあ戻るね。おやすみお姉ちゃん』
「おやすみ」
きっとお姉ちゃんがしたかった話って、「復讐するのか」ってことだろうな。
ー
翌朝、私はいつもより早く学校に行った。理由はもちろん私の隣に置いてある自販機をどうにか黙らせるため。
教室に入ると、ガムテープを持って自販機とにらめっこしている人がいる。オスゴリラだ。
オスゴリラは私に気付き、ガムテープをぶん投げてきた。
『あっぶな！？』
投げられたそれを難なくキャッチした私に舌打ちをしたオスゴリラ。
「何の用だよ」
『自販機うるさいからどうにかしようと思って』
「自販機ぃ？」
オスゴリラはすぐにわかったようで、「あぁ」と言った。
「ガムテープ返せ」
『自分で投げたくせに』
「うるせぇ」
オスゴリラの隣に並びガムテープを返してやる。
「お前も協力しろや」
『うわぁ、何その命令口調』
「なんか文句あんのか」
『ある、けどまぁいいよ。私優しいから許す。で？何に協力しろって？』
「さっきこいつをどうにかしようと思うって言ってたな」
オスゴリラは自販機を足で蹴った。
『言った』
「俺もそうしようと思ってたとこだ」
『あぁ。その為のガムテープってわけ』
なんだ。こいつとは分かり合えないと思ってたけど、案外いけるかも。
「さっさとやっちまおうぜ」
『うん』
自販機にガムテープを巻きつける。こんなので動かなくなるのかは微妙だが、やってみるだけ価値はある。
ひとしきりテープを巻き終えると、オスゴリラが満足げに笑った。
「共犯だからな」
『はいはい』
罪を償う時は一緒に。
犯罪行為ではないけれど、私と寺坂は「共犯者」と言うなんとも言えない関係になってしまった。
ー
HR、自販機が起動する時間がやってきた。
「午前8時29分35秒。システムを全面起動。
電源、電圧 安定。オペレーションシステム 正常。記録ディスク 正常。各種デバイス 正常。
不要箇所なし。プログラムスタート」
画面内に文字がつらつらと映し出されては流されていく。
「タスクを確認。本日の予定。6時間目までに215通りの射撃を実行。引き続きターゲットの回避パターンを分析」
そしてついに……
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eye(プロフ) - よつぎさん» ありがとうございます！ウタさんいいですよね！！頑張ります！ (2019年3月24日 0時) (
レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
よつぎ(プロフ) - とっても面白いです！！私ウタさん大好きなので本当にはまっちゃいました！これからも更新楽しみに待っています！！頑張って下さい！！ (2019年3月23日 21時) (レス) id: 1767016ec7 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - みっこさん» ああありがとうございます！！！嬉しい限りです！戦闘シーンってどう書いたらいいのかわからず毎回更新詰まってます…。申し訳ないです！できる限り頑張って更新しますのでお待ちくださると嬉しいです！！ (2019年3月22日 1時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
みっこ - この小説気に入っていて何時も見直して更新楽しみにしています！少しずつ更新頑張って下さい！ (2019年3月21日 22時) (レス) id: f38aff3a8c (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - 東條うたさん» ありがとうございます！すっごく嬉しいです！！そうですね！健康第一(？)なので無理しすぎない程度で頑張っていけたらなと思います！ (2019年3月13日 14時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2019年2月22日 0時
