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ーAsideー
『えっと…、やっぱりそんなに大事じゃないかも…』
「大事じゃないの？」
『んー、じゃあ大事か大事じゃないかはウタさんが判断して』
「うん」
私は小さく深呼吸するとウタさんの目を見る。
そういえばなんでウタさんって常に赫眼なんだろう…。
『…実はね、私今日から学校に行ってるの』
ウタさんは少し目を見開いた。
驚いた顔初めて見たかも…。
『驚いた？』
「意外だった」
『だよね。自分でもそう思う』
「どうしていきなり？」
『お姉ちゃんがすごく楽しそうに見えたの。
よく学校の話聞かせてくれてね。友達の話とか、学校の出来事』
「興味本位で入ることにしたってこと？」
『うーん、そんな感じ』
「すごいね」
『それで、今日行ってきたって言ったじゃん？』
「うん。どうだった？」
『………ダメだった』
「……、そっか」
『初日から隣の席のやつと喧嘩しちゃって』
ウタさんは目を細めて微笑んだ。
「やんちゃだなぁ、Aちゃんは」
やんちゃって…
『手は出してないよ。流石に。
今まで人間と触れ合ったことないからどれくらいの強さでやっていいのかわかんないじゃん』
「うん。じゃあ金木くんで実験したら？」
『金木さん？』
「そう。彼、元は人間だからさ」
『やっぱりそう思う！？うん、だよね！！
早速頼んでくる！ありがとウタさん！』
金木さんは優しいからきっと付き合ってくれるだろう。
そんな期待を込めてマスクをかぶる。
地面を蹴り屋根の上に登る。夕日が空を支配していた。
ー
「え！？！？つ、つつ付き合ってほしい！？！？」
金木さんの顔がわかりやすく赤くなる。
そういう意味で言ったわけじゃないけど、面白いからこのまま話を続けよう。
『うん。金木さん優しいから。今日【HySy】に行ってウタさんにアドバイスもらってきたの』
金木さんをカウンターに追い詰めるためにゆっくりと近づく。
『ダメ？付き合ってよ』
「だ、だだめだよ！」
『えー？どうして？？』
「だってそれは色々と、…法的にも……//」
『いいじゃん。私前から狙ってたんだよねぇ。金木さんのこと』
「ね、狙っ、//」
金木さんをついにカウンターに追い詰めた。
『お願い♡』
金木さんは顔を熟したトマトみたいに真っ赤にして、引きつった笑みを浮かべている。
「金木ー、ちょっと珈琲淹れ、て…………。お前ら何してんの？」
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eye(プロフ) - 悠李さん» ご指摘ありがとうございます！気づきませんでした…！訂正します！ (2019年8月4日 19時) (
レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
悠李 - すいません、11ページの「一部始終」というのは全てみていたと言う意味になるので正しくは「一部」だと思います…！ (2019年8月4日 18時) (レス) id: 9118a43d0b (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - うにゅ( 'ω' )さん» えぇありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです！！ (2019年3月25日 15時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
うにゅ( 'ω' )(プロフ) - eyeさん» うわ考えられてる！！！尊敬！！！ (2019年3月25日 13時) (レス) id: aa182fc6be (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - うにゅ( 'ω' )さん» トーカちゃんはラビットです！ラビットって書いたらバレるかな…と思ってカタカナで「ウサギ」にしてみました！ (2019年3月21日 12時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2018年4月11日 1時
