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ーAsideー
「おい、何をや、……、クズリッ！？」
「はぁっ、亜門さん！！！！あっは！！見ていてください！！
今、イマこいつの赫子をぶちとって、クインケにしてさしあげます！！どうか、その目で！！美しいその瞳で！私の勇敢な姿をお納めください！！！」
「やめろ！！それをお前がする必要はない！自らの命を投げ出すような行為はするな！！」
「？？喰種捜査官はそういうものでしょう？？名誉のために命を捨てるのでしょう？？」
「ッ、いいから今すぐクズリから離れろ！！ああ！もういい！！来いクズリ！俺が相手をする！」
この会話の間私がどちらにも手を出さなかったことをだれか褒めて欲しい。
まぁそれは置いておいて。
私が素直に白鳩のいうこと聞くと思ったかバァカ(嘲笑)
『馬鹿ですねぇ。えーっと、亜門？だっけ』
「黙れ！喰種が言葉を話すな！！」
『うわぁ。じゃあこっちも言わせてもらうけど、人間が赫子使うなよ』
言い終わるのと同時に地面を蹴る。
鳩尾に一発入れようと思ったがギリでかわされた。
まぁ白鳩だし。簡単に食らわれても困るけど。
『私ら喰種にとって赫子は体の一部。私らの方が何倍も使い慣れてるに決まってる』
「使い慣れていないから赫子を取られる間抜けな喰種がいるんだろ」
『たしかに。でも…』
後ろで奇声を上げている男めがけて赫子を伸ばす。
「ッ！？やめろぉぉおお！！！」
「！？はぁがっ」
赫子を伝って生暖かい液体が背中に落ちる。
命中したみたいだった。
「くっ、どうしてこんなことをする！！どうして罪のない人間を殺 す！？！？」
『こっちのセリフだよ。どうして罪のない喰種を殺 すの？』
「罪のない喰種などいるわけないだろ！！」
ふつふつと怒りがこみ上げてくる。
何も知らないくせに、知ろうともしないくせに。
やっぱり喰種と人間は分かり合えない。
私の考えは合っていたらしい。
『骨の一本くらいは置いてってあげる。感謝してね』
そう言って奴の目の前で仕留めた男を食らう。
腕の骨でも残しておくか。
ぶちぶちと繊維が切れる音。
私はこの音がたまらなく好きだ。この音は私を良い心地にしてくれる。
そしてこの体温。
暖かくて食べやすい。
あんていくにある冷えた肉よりも狩りたての方が断然美味しい。
腕を食べ終わった後、骨を一本奴の方に投げる。
『ごちそうさまでした』
にっこり笑って呟いた。
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eye(プロフ) - 悠李さん» ご指摘ありがとうございます！気づきませんでした…！訂正します！ (2019年8月4日 19時) (
レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
悠李 - すいません、11ページの「一部始終」というのは全てみていたと言う意味になるので正しくは「一部」だと思います…！ (2019年8月4日 18時) (レス) id: 9118a43d0b (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - うにゅ( 'ω' )さん» えぇありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです！！ (2019年3月25日 15時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
うにゅ( 'ω' )(プロフ) - eyeさん» うわ考えられてる！！！尊敬！！！ (2019年3月25日 13時) (レス) id: aa182fc6be (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - うにゅ( 'ω' )さん» トーカちゃんはラビットです！ラビットって書いたらバレるかな…と思ってカタカナで「ウサギ」にしてみました！ (2019年3月21日 12時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2018年4月11日 1時
