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勘違い…上杉 ページ2

彩side



私は上杉くんと同棲を初めて、早3ヶ月。

一緒にいる時間が長くなればなるほど、良くも悪くもお互いを知れる。
(まだ、慣れず毎日ドキドキしているが…)



上杉くんは読書や勉強をし始めると集中していまい、構ってくれなくなる。
今だってそうだ。

参考書を読みながら何か考えている。
よっぽど集中しているのだろう。
さっきから話しかけているのに気づかない。


あ〜あ、今度出かける所話し合うはずだったのにな〜。


悲しいが、しょうがない…
よし、買い物でも行こ。


静かに支度をした。


『行ってきまーす』


もちろん、反応なんてあるわけなく……

上杉くんは1人の方が好きなのかな〜




上杉side


気づいたら、空はオレンジがかっていた。


「やべっ」

今日は、アーヤと今度出かける場所を話し合う予定だった。
ただ、参考書を読み進めていたらこんな時間になっていた。


まぁ、きっと部屋で寝ているだろ。


コンコン

「アーヤ入るぞー」

返事を待たずして入った。


そこにはいつも通り綺麗な部屋しかなく、当の本人はいなかった。


「えっ?アーヤ??」

その時、嫌な予感が頭を過ぎった。

まさか、家出??
俺が構ってやれなかったからか??


スマホは家に置いていってるし、連絡は取れない。


俺は、予感が当たらないように願いながら家中を探した。




彩side

少し遅くなっちゃったな〜

たまたま寄った本屋さんで立ち読みをしていたらこんな時間になってしまった。
まぁ、帰りに二人のお気に入りのお菓子も買ったしこれで構ってもらおw

ガチャッ

「ただいまぁー」

言ってから、静かに言うべきだったと後悔する。

しかし、そんな考えとは裏腹に奥からバタバタと音がした。


そして、上杉君が姿を現した。


「あっ、ごめんね。うるさかったよね…」



ギュッ



「えっ。」


「ごめんな。構ってやらなくて。」


いきなり抱きつかれたと思ったら泣きそうな声でそんなことを言われた。


「えっ??えっ?」

「これからは、ちゃんと構うから。どこにも行かないでくれ。」



後々、お菓子を食べながら話を聞くと私が家出したと思い込んでいたことを話してくれた。

ただ、あまりに顔を真っ赤にして話すものだから少し笑ってしまった。
たまには、いいかも。内心そう思ったことは秘密w


Fin

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カシューナッツ(ナッツ)(プロフ) - kajtuuwnさん» 外しました。注意して下さりありがとうございます。駄作者ですみませんm(_ _)m (2022年7月13日 22時) (レス) id: 7c050f533a (このIDを非表示/違反報告)
kajtuuwn(プロフ) - オリ/フラ立ってます。外して下さい (2022年7月13日 18時) (レス) @page1 id: 08bd233888 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナッツ x他1人 | 作成日時:2022年7月13日 18時

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