Sugar Girl 2

砂糖４８ｇ ページ9

佐藤「んー、あとは卵と牛乳か。」



佐川「あれ？Aちゃん？」



佐藤「ん？佐川さん！」



佐川「さん付けしなくてもいいっすよ！あと敬語も！」



佐藤「うーん、分かった。佐川…くん？」



佐川「可愛いっす…！ｺｿｯ」



佐藤「佐川くんも、敬語無くしていいよ*ˊᵕˋ*」



佐川「かわいい…。わかった！そうだ！今から東京の原宿ってところでクリームソーダ飲みに行くんだけど一緒に行く？」



佐藤「えー！いきたい！でも、お使い中だから…。私は大丈夫だから楽しんできてね*ˊᵕˋ*」



佐川「おみやげ買ってくるね！」



佐藤「待ってるね！笑」



――――――――――――――――――――――――――――――



理子「ねぇねぇさんちゃん！」



三橋「あ？」



理子「佐川くんが昨日東京であっちのヤンキーにやられたって。酷いやられ方して意識がまだ戻らないって」



三橋「んだと…。」



佐藤「嘘…。」



伊藤「許せねぇ」



三橋「おい、どこ行くんだ伊藤！」



伊藤「そいつをぶっ倒しに行くんだよ！」



三橋「んなもん、誰にやられたかわかんねぇし見つかるわけねぇし。」



理子「私、学校終わったら東京の病院行く。」



佐藤「わ、私も行く！」



三橋「そうだな…。佐川叩き起こしてどんなやつだったか聞こうぜ。」



佐藤「………。」



伊藤「…？」



三橋「まぁ、とりあえず学校行こうぜ。それからだ。」



理子「そうね。」



――――――――――――――――――――――――――――――



理子「じゃあ、駅に30分後に集合ね。」



佐藤「うん、また後でね…。」



伊藤「……。」



佐藤「はぁ。」



伊藤「Aちゃん、どうしたの？なんか落ち込んでるみたいだけど。」



佐藤「佐川くんが東京のヤンキーにやられたの私のせいです…。」



伊藤「え？」



佐藤「私、聞いてたんです。佐川くんが東京でクリームソーダっていうのを飲むって。その時私が止めていれば…。」



ｷﾞｭｯ



佐藤「へっ？」



伊藤「Aちゃん、大丈夫。Aちゃんのせいじゃないよ。」



佐藤「でも…！」



伊藤「佐川だってAちゃんのせいにしないし、俺も三橋も理子ちゃんもみんなAちゃんのせいにしない、だから安心して。それにそいつらは俺たちがぶっ潰すから。」



佐藤「分かりました…。」



伊藤「ふふっじゃあね。」

砂糖４９ｇ→←砂糖４７ｇ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す