60話 トドメのキズ ページ21
＜キルアside>
「すみませんでしたーーー。」
目の前で大の大人が、自分のアレを少女に見せてしまったことに対して土下座をしている。
…ババアに←
「自分のお粗末なものでさえも隠せれないのですか汚ならしい。
私はこの子に一応借りがあるから今日泊めているんです脳無し。
すみません以外に言えることはないのですか？バカ野郎」
「は、はい!!!えっと「お黙りなさいｯｯｯｯｯｯ!!!!」
ひっひぃ…はぃ｣
か、かわいそすぎる。
それを横目で興味が無さそうに見つめるA。
髪の毛先を指先でいじったりして暇を潰しているようだった。
…オレのパンツを見たのかは知らないけど
おっさんのアソコは見てしまった筈なのに
すげぇ堂々としてやがる。
お、大人だな。
…
――――――まぁ、それはともかくだ。
さすがにさっきのは内心ビビってしまった。
ゴンを拳でぶっ飛ばすのは
幾らなんでも常人には到底出来ない。
しかも当人に至っては吹っ飛ばせて当然のような顔をしていた。
はっきり言って、異常だろう。
まぁ、Aが謎だらけなのは前からだけど。
今日の半日はずっと一緒に行動してたようなもんだしな。
―――だから今更彼女にその事は触れない。
それも彼女の“傷”に関係があるような気がするから。
そう彼女との距離を測った自分がいた。
…
…
何発かババアに殴られた後、おっさんはおぼつかない足取りでAの近くにやって来た。
Aは怪訝そうな表情で顔を上げるが、そのアザだらけの顔を見てさすがに眉をひそめてしまう。
絵面的には金髪少女とフランケンシュタインだが、周りの背景がギリギリ和やかな雰囲気へと中和させているようだった。
だが、やはりギリギリのギリというところだろう…。
二人の周りにはとても近寄りがたいような気さえする。
「さ、さっきは…
お、お粗末なモノをお見せしてしまい
誠に申し訳ありません…です
ど、どうか和解の握手を―――――！」
もうこれ以上暴力はごめんなのか、
取り敢えず和解したという証拠が欲しいらしい
おっさん店主。
部屋の隙間から除いているババアに気付いているのかは知らねぇけど、良い案だと思う。
まるですがるかのようなシチュエーションだが
これでこの件も安心かな―――――
と思っていたその時。
…
…
「嫌
無理です」
そんなトドメの一言がおっさんの胸を貫いたのだった。
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マニ。(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければボードで会話とかしたいんですがいいですか？お返事お待ちしています (11月21日 14時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
h16ayakaアヤッカー(プロフ) - かるぴさん» 見て下さりありがとうございます！更新不定期ですが頑張りますね(´˘`＊) (6月5日 21時) (レス) id: 4c59bf8b23 (このIDを非表示/違反報告)
かるぴ(プロフ) - めっちゃ面白いです…!更新応援してます！ (6月5日 15時) (レス) id: 9d8af713d5 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリンチー - 入試、頑張ってください！！ (2020年2月25日 3時) (レス) id: 2a371154bd (このIDを非表示/違反報告)
h16ayakaアヤッカー(プロフ) - ユーリンチーさん» ありがとうございます！！再来週が入試なので、終わり次第バンバン更新していくつもりです！ (2020年2月23日 7時) (レス) id: a6a42def20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤッカー | 作成日時：2019年3月3日 23時
