3話B ビスケに聞きます、聞かれます。 ページ5
＜ゴンside>
キルアの携帯から聞こえてきた声は、オレもよく知っている人物_____
_____ビスケだ。
一瞬開いてしまった口をしっかり引き締め
オレ達二人の師匠の言葉を待つ。
先程までの、かっこ良く纏まっていた空気が壊され、
すこーしだけビックリしていたけど、わざわざビスケから電話が来たんだ。
何かあったのだろう………多分。
キルアもさっきまでの超不機嫌っていう顔から引き締まった顔に変形しているし、お互い考えることは一緒のようだ。
心配そうにオレ達二人を交互に見るアルカに、にっこりと微笑み、キルアの携帯に視線を向けた。
『アンタ達に話があるだわさ。』
いつにも増して深刻そうな声色のビスケ。
「………何か、あったのか？」
キルアも察したようで真面目な表情で問いかけている。
ゴクリ……………。
二人同時に唾を飲んだ。
それを合図かのようにビスケが声の調子を変えずに一言、言い放つ。
『昨夜、この近くに出現した未確認物体を調査して欲しいのだわさ。』
「…？」
…未確認物体？
その珍獣とも人間ともハッキリしない言い回しにハテナマークが浮かぶ。
具体的な特徴を聞き出したいオレ達三人同時の考えをスルーして、ビスケは淡々と話し出した。
『まぁ、驚くのも無理無いと思うだわよ。………けど、こっちにも事情があるのよ。』
イマイチ状況が把握出来ず、向こうの緊迫感に同調出来ないオレら。
しかし
ビスケが切羽詰まっているのは電話越しだけど分かる。
……上辺だけの付き合いじゃ無いんだから。
そう思うと、隣に並ぶ友人を一瞬視界に入れた。
オレとキルアは視線を合わせ、もう一度静かにビスケが話し出すのを待つ。
この沈黙にビスケはクスッと笑い、小声で『ありがとだわさ』と呟く。
その呟きに少しだけ驚くも、ビスケはそのまま
『今すぐ向かって欲しい場所は
あんた達がいるとこから西の方。
そして、今分かってる中でのこの未確認物体の特徴は2つだけ。』
その勿体ぶるような言い方に、何故だか激しく好奇心を揺さぶられる。
『1つは、“扉”であること。』
「扉___？」
オレは、1つ目の特徴を聞きキルアと一緒に頭を傾げた。
何故なら、“未確認”と呼称しておりながら
全く驚異的に思えない、物質的な要素だったからだ。
そこまで重要視するほどの理由が見つからない。
…しかし、続く言葉でオレは戦慄する。
『2つ目は、
___周りにオーラを纏っていたことよ。』
3話C 未確認物体に出会いを求めるのは間違っているだろうか→←3話A キルア・ゾルディックの憂鬱
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マニ。(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» ✉️。はい！これからも無理せずに頑張ってください！🌟、応援しまくります！💝 (11月23日 10時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
h16ayakaアヤッカー(プロフ) - マニ。さん» そう言って頂けれると嬉しいですです！！こちらこそボードでもよろしくです！ (11月22日 20時) (レス) id: fc0f964cc9 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» ✉️。いえいえ！本当に最高の作品なのでこれからも無理せずに更新してほしいです！ボードの返事とかも遅めでもいいので仲良くしていきましょう！アヤッカーさん！ (11月22日 16時) (レス) @page1 id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
h16ayakaアヤッカー(プロフ) - マニ。さん» マニ。さん！昨日と今日とコメントありがとうございます！面白いと言って頂けるだけで凄く励みになります！ボードの方も何から何まで…感謝。。また更新したら立ち寄って下さると幸いです！ (11月22日 16時) (レス) id: fc0f964cc9 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» ✉️。最初から読み直しました！やはり面白いです！あのアヤッカーさんボードの方に返事送ったので通知来てると思いますのでこれからも頑張ってください！🌟 (11月22日 15時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤッカー | 作成日時：2019年1月6日 0時
