15話 回顧する ページ19
「＿＿Aは何を着ても似合うよ、おばあちゃんの自慢の娘だよ」
「何、手をつなぎたいのかい？
いつまでも子供だねぇ」
「＿＿ほら、迷子になるんじゃないよ」
…
♢♢♢
『何を思い出してんだ、私は……』
フリーズしていた思考を整える。…けど、整えたは整えたで目の前の光景に頭を悩ませた。
……ちなみに私達は今、商店街の服屋にいる。
「ゴン!見ろよこのシャツ、何故かスッケスケだゼッ！！防御力ゼロだわこりゃ」
「この鞄も面白いよ!!ショルダーっぽいのを肩にかけるみたい。」
最初は私の顔を隠すための眼鏡とかを見るつもりだったらしいのだが＿＿
何故かレディースコーナーでこの子達がはしゃいでいる。
すごいデカイ声で会話しているモノだから、周りからの視線がすごく痛い。
うん、すごく………。
個人的に注目されるのは嫌な状況なのに。
てか女性モノの服ではしゃぐとか、店員達も困った顔でこちらを見ているし…。
『……私は無関係です』
そうオーラを出して、近くの椅子に腰を下ろしていた。
この子達が私から目を離した隙にバックレようと思っていたのに、黒髪の子はなんだかんだ目線を寄こしてくる。
『何なの＿＿』
挙げ句の果てには白髪の子が『試着してくる！』とか言ってきたので、
もう、、、ホント全力で、死んだ目をしてる暇もなく止めに入った。
「ま、待ってッ」
白髪の子の肩をしっかりと掴み、静止を呼び掛ける。
…呼び掛けただけのつもりが、大きい声を張り上げてしまった。
一斉に私へ視線が集まる。
『あぁ、早くここから逃げ出したい。』
すると、私の行動が意外だったのか、二人とも目を丸くしてこちらを見てきた。
なにさ、その顔は…。
私がしゃべれないとでも思っていたのか、呆然と私の顔を見つめている。
私も、恥ずかしくなってきて、どうにか無表情を演じようと＿＿
「あれって、『A』よね？」
嫌なセリフが聞こえてきた。
一番、今聞きたくなかった言葉。
「さっき、飛び降りたってネットに出てなかったー?｣
ヤダ……
「マジでぇ???じゃあ今ってレアじゃね???」
その一言が聞こえた瞬間。
カシャッ
シャッター音が聞こえた。
『ッ＿＿＿!!!!』
私はもう、冷静でいられなかった。
私は二人の服の裾を掴み、この店から全速力で駆け出す。
「えッ」「ちょっ」
＿＿だから、来たくなかったのに。
『だから、死にたかったのに＿＿』
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マニ。(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» ✉️。はい！これからも無理せずに頑張ってください！🌟、応援しまくります！💝 (11月23日 10時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
h16ayakaアヤッカー(プロフ) - マニ。さん» そう言って頂けれると嬉しいですです！！こちらこそボードでもよろしくです！ (11月22日 20時) (レス) id: fc0f964cc9 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» ✉️。いえいえ！本当に最高の作品なのでこれからも無理せずに更新してほしいです！ボードの返事とかも遅めでもいいので仲良くしていきましょう！アヤッカーさん！ (11月22日 16時) (レス) @page1 id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
h16ayakaアヤッカー(プロフ) - マニ。さん» マニ。さん！昨日と今日とコメントありがとうございます！面白いと言って頂けるだけで凄く励みになります！ボードの方も何から何まで…感謝。。また更新したら立ち寄って下さると幸いです！ (11月22日 16時) (レス) id: fc0f964cc9 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» ✉️。最初から読み直しました！やはり面白いです！あのアヤッカーさんボードの方に返事送ったので通知来てると思いますのでこれからも頑張ってください！🌟 (11月22日 15時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤッカー | 作成日時：2019年1月6日 0時
