11話 説教 ページ15
＜キルアside>
「もう一回言うよ!!!!」
「………。」
「飛び降りるなんて絶対しちゃいけないことなの!!」
「………。」
「分かった???」
「………。」
「もお〜〜〜!!!!もう一回言っ＿＿＿」
「何回も聞いたワァあーーッッ!!!!」
オレはゴンの頭に１発叩き込んだ。
かれこれ何十回も同じやり取りを繰り返しているコイツ等に、流石のオレも我慢の限界、
堪忍袋が切れるってやつ。
一向に口を開けないこの女にも苛立ちを覚えるが、諦めの悪さが異常なゴンにもむかっ腹が立つ。
殴られた後頭部を「イテテ……」と摩るのを見て、フンッと睨みを利かせた。
「オマエなあ、いつまで続ける気だよ!!!!」
「この子がうんって言うまで(ｻﾗｯ｣
…。
「そんなことより帰る方法を見つけるのが先だろーがよッッ!!!」
その意味の分からない理屈に青筋がピクピクと動く。
向こうは感じることが出来ないと分かりながらも、怒りに任せて“発”をゴンに向けた。
ほんっとに、やってらんねえ＿＿！
＿＿＿そのときだった。
普段とは違う、異質な空気感を肌に受ける。
『ん……？』
オレはここで初めて、身に纏い続けていたはずの“纏”が切れていることに気付いた。
……額に冷や汗が滲む。
纏とは、体にオーラを纏わせて保つこと。念能力者にとっての初歩っていうのに。
何やってんだよオレ＿＿と再度念を集中させるが、いつものように使うことが出来ない。
これはまるで、何かに圧迫され拒まれているような抵抗だった。
今オレが立っている“この世界”が、“念”という力を受け付けていない……。
そう理解すると同時に、鼓動が激しくなるのが分かった。
呑気に隣でぺちゃくちゃとしゃべっているゴンは、気付くことが出来ないだろう。もう、念能力とは無縁な状態なのだから。
だからと言って、この異常事態を看過出来るほど
オレはお気楽にはなれない。
『これは気付かなかったで済む話じゃねえぞ＿＿＿。』
しかし、隣にAがいる状況で話す内容でないことも事実。
そして、、、
オレの友人が、彼女との関わりをまだ諦めないのだろうことも、容易に想像できた。
きっと、ゴンの気持ちは変えれないだろう…。
オレは演技風に「まったく…！」と言いながらゴンから離れる。
それでも、この世界の異常さ。
そして＿＿＿
オレは目を鋭く光らせて、『A』を見つめた。
隣にいる少女の異常さでさえも、到底許容出来るものでは無かった。
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マニ。(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» ✉️。はい！これからも無理せずに頑張ってください！🌟、応援しまくります！💝 (11月23日 10時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
h16ayakaアヤッカー(プロフ) - マニ。さん» そう言って頂けれると嬉しいですです！！こちらこそボードでもよろしくです！ (11月22日 20時) (レス) id: fc0f964cc9 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» ✉️。いえいえ！本当に最高の作品なのでこれからも無理せずに更新してほしいです！ボードの返事とかも遅めでもいいので仲良くしていきましょう！アヤッカーさん！ (11月22日 16時) (レス) @page1 id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
h16ayakaアヤッカー(プロフ) - マニ。さん» マニ。さん！昨日と今日とコメントありがとうございます！面白いと言って頂けるだけで凄く励みになります！ボードの方も何から何まで…感謝。。また更新したら立ち寄って下さると幸いです！ (11月22日 16時) (レス) id: fc0f964cc9 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - h16ayakaアヤッカーさん» ✉️。最初から読み直しました！やはり面白いです！あのアヤッカーさんボードの方に返事送ったので通知来てると思いますのでこれからも頑張ってください！🌟 (11月22日 15時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤッカー | 作成日時：2019年1月6日 0時
