呪胎戴天-肆-__�� 伏黒 恵 side ページ24
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不平等な現実のみが平等に与えられている。
───────誰かを呪う暇があったら、大切な人の事を考えていたいの。
疑う余地のない善人だった。
誰よりも幸せになるべき人だった。
それでも、
それでも津美紀は呪われた。
俺の性別も知らず"恵"なんて名前をつけた父親は、今もどこかでのうのうと生きている。
因果応報は全自動ではない。
悪人は法の下で初めて裁かれる。
呪術師は、そんな"報い"の歯車の一つだ。
少しでも多くの人が、平等を享受できるように...
──────────俺は不平等に、人を助ける。
宿儺「...良い、良いぞ。
命を燃やすのはこれからだったわけだ。
魅せてみろ！！！伏黒恵！！！！」
俺は全身に力を入れる。
伏黒「【布瑠部由良由良 八握─────」
ふと、宿儺の気配が変わった。
何かと混ざるような、そんな気配。
伏黒「...俺は、」
雨が辺りに降り出す。
伏黒「オマエ等を助けた理由に、論理的な思考を持ち合わせていない。
危険だとしても、オマエ達のような善人が死ぬのを見たくなかった。
それなりに迷いはしたが、結局は我儘な感情論。
...でも、それでいいんだ。」
構えていた腕を下ろす。
伏黒「俺は
呪術師なんだ。
だからオマエらを助けたことを、1度だって後悔したことは無い。」
はっきりと、確かに彼奴がいるのを感じた。
虎杖「...そっか、」
虎杖「伏黒は頭がいいからな、俺より色々考えてんだろ。
オマエの真実は正しいと思う。でも俺が間違ってるとも思わん。」
虎杖の胸の傷から、血がぼたぼたと垂れ落ちる。
虎杖「あ"ー悪い、そろそろだわ。
伏黒も釘崎も、五条先生、は問題ねぇか、」
虎杖は力なく笑った。
虎杖「最期に、Aに会いたかったなぁ...」
『ゆ、じ...?』
伏黒「那津代...、」
息を切らした那津代は、いつもの笑みが消え、その幼い顔に困惑を浮かべている。
『な、んで、血...』
ゆっくり、覚束無い足取りで虎杖に近づくA。
虎杖「傷だらけじゃん...」
『悠仁の方がッ、治らないの！？』
ふらりと倒れる虎杖の体を那津代が受け止めた。
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黒猫 - 術式とか考えたり、設定がしっかりしてるこういう夢小説めっっっちゃ好みです！ありがとうございます！夢主と宿儺の関係性、こういうのを求めていた！話の途中に、感想書いてるので、もっと楽しみです！ (2023年1月7日 13時) (
レス) @page15 id: 7b714b9c43 (このIDを非表示/違反報告)
黒弧(プロフ) - 悠仁くん。聞いてください。。夢主さんは、、、実にタイプです← (2022年9月30日 5時) (レス) @page50 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
夜ﾖﾙ(プロフ) - 未渚美さん» 普通に笑いました。へけっ！！！ (2022年2月22日 23時) (レス) id: 4ec6e0e005 (このIDを非表示/違反報告)
未渚美 - 失礼しまーす！ へけ！・・・失礼しました。 (スミマセン(・×・)) (2022年2月22日 22時) (レス) @page41 id: d3e6f01a93 (このIDを非表示/違反報告)
夜ﾖﾙ(本垢分からんくなった！！！ぴえん！！)(プロフ) - サリトさん» もっちろんです！！！本当に助かります...!!! (2021年3月11日 6時) (レス) id: 4ec6e0e005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜ﾖﾙ x他1人 | 作成日時：2020年12月20日 14時
