また明日__�� No side ページ24
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吉野順平が目覚める、数時間前。
『──────────はっ、』
ぱっちりと黄金の目を開ける。
窓から夕日が差し、白いベットも橙色に染まっていた。
『………順平は！？』
Aが勢いよく体を起こす。
彼女のすぐ隣のベッドに、同じように順平が眠っていた。
Aはすぐにベットから飛び降り、順平に近づく。
静かではあるが、確かに息をしている彼を見て、Aはほっと息をついた。
『順平、生きてる…！』
いそいそと椅子を持ってきて、動かない順平の顔を見つめる。
息はしている。
顔に傷はひとつも見つからない。
けれど何処かに行ってしまいそうな気がしたAは、小さな口を開けた。
『順平、私ね、順平のお母さんが死んじゃうってこと、知ってた。』
『夢の中で初めに会った時ね、言ってたの。
順平と一緒に帰ってあげてって。
順平のお母さんは、一緒に帰れないんだって、わかった。
でも私、ほんとにこうして良かったかは、わかんないの』
『順平、最後に行かないでって、言ってたから、
一緒に行きたいって、言ってたから…
本当は、このまま順平も、帰りたくなかったんじゃないかなって。』
不安が口から溢れ出る。
順平はその目を開けることは無い。
『でも、順平が死んじゃうの嫌だったから…。
ごめんなさい』
『助けるって難しいね、』
Aは少し潤んだ目を伏せた。
家入「起きたのか」
『！…しょーこさん』
扉から入ってきた家入は、なにかの書類を持っている。
それをデスクに置き、家入はAの側へ寄った。
家入「体は、大丈夫そうだな」
『うん、へーき』
静かに答えたAの頭に、手のひらをのせる。
ゆったりと撫でられる感覚に、Aは目を細めた。
家入「伏黒達が心配してたぞ。会いに行ってきな。
彼は見ておくよ。」
『めぐみ…、
うん、会いに行ってくる！』
Aは椅子から立ち上がり、医務室のドアに手をかける。
家入「那津代、」
『？』
家入「助けない方が良かったかも、なんて思わなくていいからな。
助けれる命には限界がある。
なら助けれる命は救っておきな」
『…うん！』
勢いよく駆け出していくAを、家入は笑顔で見送った。
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また明日__�� 伏黒 恵side→←作者から。（ここまでのあとがき）
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セツ(プロフ) - 初コメ失礼します!いつも楽しく読ませてもらっています。辻褄合わせが大変なら番外編で絡ませる方がアリだと思いますが、個人的にはどっちも推しなので救ってほしいと思いました!(伏黒パパと夏油先輩推し)更新無理のない範囲で頑張ってください😁 (1月4日 7時) (
レス) @page50 id: a9c1286aea (このIDを非表示/違反報告)
夜ﾖﾙ(プロフ) - みんちょさん» えへ、えへへへ、、うれしいです、、、亀より遅い更新ですがこれからもちらっと覗いていただければ嬉しいです、、 (1月1日 3時) (レス) id: 04be3c40c0 (このIDを非表示/違反報告)
夜ﾖﾙ(プロフ) - ももっちさん» 復帰しました！！ほんとお待たせしてしまいましたとても励みになりますありがとうございます！！ (1月1日 3時) (レス) id: 04be3c40c0 (このIDを非表示/違反報告)
夜ﾖﾙ(プロフ) - Sakiさん» ようやく投稿出来ましたああああもう半年もすぎてますね大遅刻です (1月1日 3時) (レス) @page47 id: 04be3c40c0 (このIDを非表示/違反報告)
みんちょ - 頑張ってーーーーーー！！！！めちゃめちゃおもろいもしかして神？？信者になります。 (12月17日 14時) (レス) @page41 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜ﾖﾙ | 作成日時：2022年8月7日 18時
